近代秀歌とは? わかりやすく解説

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きんだいしゅうか〔キンダイシウカ〕【近代秀歌】

読み方:きんだいしゅうか

鎌倉前期歌論集。1巻藤原定家著。承元3年(1209)成立和歌歴史述べ、古い言葉用いつつ新し感覚を表すことを説き秀歌の例を引く。


近代秀歌

読み方:キンダイシュウカ(kindaishuuka)

鎌倉時代歌論書藤原定家著。


近代秀歌〈藤原定家筆/〉

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近代秀歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 22:15 UTC 版)

近代秀歌』(きんだいしゅうか)とは、1209年鎌倉時代前期)に源実朝の依頼に応じた藤原定家によって書かれた歌論書である。「詠歌口伝(えいがくでん)」とも呼ばれる。

形式

前後半で内容が異なる。前半は和歌史に対する批評をし、良い和歌を詠む方法のひとつとして本歌取り論を展開している。また、後半は秀歌の例を挙げている。群書類従に収められた流布本では27首だが、岩波文庫の『中世歌論集』(1934年)に収められた定家自筆本では68首が挙げられている。[1]和歌は源経信源俊頼藤原基俊藤原顕輔藤原清輔藤原俊成ら当時の6人の歌人の和歌の内、特に秀でているとされるものである。[2]

内容は簡潔で要点も分かりやすく書かれており、定家の歌論を研究する上で非常に重要な作品になっている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 岩波文庫「中世歌論集」解題
  2. ^ ブリタニカ国際大百科事典『近代秀歌』

参考文献

関連項目



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