警視庁特殊犯捜査6係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:11 UTC 版)
「DEATHTOPIA」の記事における「警視庁特殊犯捜査6係」の解説
警視庁特殊捜査班内に存在する極秘組織。通称は「6係」。責任者の九重による指揮下で、「チーター」への対処を専門に担う部署である。物語開始の1か月前に立ち上げられたばかりであり、庁内との出入りには裏口しか使えない。「チーター」の存在を霊感のように感知できる結衣・早希・舞夜による女性3人をはじめ何人もの刑事たちが所属しているが、方針は任務のためなら違法行為も辞さないほど過激であるうえ、対抗武器や収容施設は「チーター」の強大な力への考慮から現実世界の日本警察で用いられるそれを逸脱した強力なものとなっており(詳細は後述)、対抗武器については勤務時間外でもマンションへの持ち帰りが許可されているほか、刑事たちにはそれぞれ現場判断での殺人許可も与えられている。また、「チーター」の強大な力には結衣たち3人の各自だけでは対処しきれないため、彼女たちには公私共に集団行動が義務づけられている。 上記のような特殊権限を持つゆえ、世間から過度に注目される派手な捜査は不可能という事情も持ち合わせているため、ユリエを怪しんだコウから美園美容クリニックの再捜査を提案された際には、舞夜がユリエの高い知名度や6係の事情、そして「チーター」の隠蔽を理由に挙げて却下している。その一方、捜査関係者への保護プログラムの適用も行っており、護衛の監視員をつけている。 対睦夫戦での結衣の回想によれば、物語開始の2年前の時点ですでに結衣たち3人のような能力者をスカウトしようと、一種の心理テストに近い内容を日本全国の学校のテストや模擬試験に紛れ込ませることで、適性のある者を探してはスカウトし、実務訓練を受けさせていた。その後、あらゆる手段でも探していることが対カレン戦後の九重の台詞で明かされているが、視覚で感知できる能力者はコウが初めてだったうえ、今までVIPだけを殺害してきたカレンに狙われたことも重なり、彼が警察直轄の病院で隅々まで検査される理由となった。 庁舎内の部屋には所属者の机や資料のほか、早希が空き時間に身体を鍛えるためのボクシンググローブやサンドバッグ、フィットネスバイクやトレーニングマシンなども置かれている。 確保に手間取ったユリエを留置場内でUDに惨殺されたことから、九重は庁舎内か庁内に「チーター」への内通者が存在すると考えている。また、鈴音と響の犯行については「ドラッグパーティー事件」として隠蔽に努めたものの、会場には鈴音の知人の芸能人たちも参加していたうえ、トオルの介入もあって死者や逮捕者が数十人に至ったことから、6係の上層部は完全には隠蔽しきれない状況への対応に忙殺されることとなった。さらに、それからまもなく厳戒態勢を敷いた秋葉原のライブハウスをピカソに爆破されたことから、大失態をもたらしたとして結衣たち3人が懲戒免職寸前へ追い込まれたうえ、爆殺予告を受けた警視総監の警備中に九重は凄腕の「チーター」・マンイーターに狙われているとの理由で保護プログラム下へ置かれ、係長を解任されてしまう。結局、警視総監が爆殺からは逃れられたものの感電死したために6係の処遇についても混乱する中、九重の後任には瑞樹が着任した。 コルヴェガでの早希の台詞によれば、結衣たち3人は救急医療の訓練も受けていた模様。そのため、レイブパーティーの会場では結衣が首からの出血で昏倒したコウの応急処置を、コルヴェガでは舞夜が対睦夫戦の傷が一部開いたことで昏倒した結衣の応急処置を、それぞれ行えている。 しかし、上記の経緯はUDにとって蒔絵を救う計画の一端に過ぎず、実際は彼がその計画のために警視庁に創設させたことが、慶東大学の研究棟で明かされている。また、陽子にUDが殺害されたことでマンイーターの件も消滅したため、九重は6係へ復帰している。
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