警視庁・内閣調査室関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 01:16 UTC 版)
「COMBINATION」の記事における「警視庁・内閣調査室関係者」の解説
羽柴茂光(はしば しげみつ) 声 - 山寺宏一 主人公。警視庁捜査二課に所属する刑事。第1巻時点で26歳。警視庁捜査二課始まって以来の問題児。屋良課長の命を受け、佐々木と組む。お調子者で、普段の軽い言動は本音を隠すためのポーカーフェイス。かけている眼鏡は実は伊達眼鏡。 爆破事故で怪我をした佐々木とのコンビを解消して、謹慎期間中に単身澤田代議士邸に乗り込むも、以前負った怪我が癒えきっておらず、ボディーガードにボロボロにされた挙げ句、右手を拳銃で撃たれ、潰される。以降は右手のみ、指の半ばまでしかない手袋をしている。新たな怪我と治りきっていないそれを治療中に、見舞いに来た野添陽子の誘いに乗り、澤田代議士を追い続けるため、「内閣調査室」に移る(表向きは懲戒免職)。 実は出自が原因の複雑な家庭環境で育っており、昼は優等生、夜は繁華街をうろつきタバコも吸う不良という2重生活を送っていた高校時代にとある事件に巻き込まれ、その折に刑事・伊達誠司と関わる。彼の言葉がきっかけで警察官を志望しており、野添曰く「伊達には素直に懐いていた」。二十歳の誕生日に伊達から貰ったライターを大切にしていて、現在は相棒・佐々木に預けている。佐々木とコンビを組む3年ほど前に伊達と組んで澤田代議士を追い、自身の浅慮が引き起こした事態において伊達に庇われて彼を死なせてしまった過去から「大切なもの」を作らないようにしていた。コンビとか表立った関係が無ければ相手にとって自身は大切ではなくなると思い込み、身軽でいつでも命を捨てられると考えていた。 2月14日生まれ。179㎝、79㎏。AB型。趣味はビリヤード。特技は射撃、マジック、落語。所持拳銃はコルト・ガバメント。 佐々木圭司(ささき けいじ) 声 - 小杉十郎太 父は現警視総監、兄は捜査一課課長という警察官のサラブレッド。第1巻時点で22歳。生真面目・寡黙な性格で同僚の女性たちには人気がある。CLAMP学園大学部の医学部出身、上級公務員試験も上位合格でありながら行政機関ではなく警視庁入りした変り種で、羽柴の骨折した腕の応急処置をしたこともある。感情があまり表に出ない。 特進組として警視庁捜査二課に配属され、羽柴と組む。それ以来羽柴のストッパー役で、羽柴から信頼の証のようにライターを受け取る(自身はタバコを吸わない)。羽柴のことは、当初「苦手なタイプ」だと思っていたが、刹那的な思考回路や自分と近い考え方を垣間見てからは「自分と違い、守るべきものがなかっただけ」で「本質的には同類」だと思っている。妹之山続の同居人で家事一般をこなし、彼に対しては態度が変わる。そのため「大きな茶色の犬」あるいは「忠犬」に例えられることもある。 羽柴が謹慎中に澤田代議士のもとに乗り込んだことを咎められて表向きの懲戒免職処分になると同時に、爆破事故で受けた怪我の治療(羽柴を連れ戻すため、安静にするよう言われているにもかかわらず、病院を抜け出していた)の名目で1ヶ月の謹慎処分と3ヶ月の減俸、捜査一課への異動処分を受ける。 幼い頃から寡黙で、母が病がちだったため祖父母の許で育ったが、両親の許に戻った後は気を使っている訳ではないのに、祖父母の許でやっていたように手伝いなどをすると、子供らしくしていれば良いんだと注意されていた。兄とも年が離れており、家族と離れて育ったためか、幼い頃から「自分の居場所はここではない」と感じており、高校卒業を期に家を出て続と同居している。 4月29日生まれ。185㎝、80㎏。O型。趣味は料理。特技は暗記。所持拳銃はS&W357コルトパイソン。 屋良(やら) 声 - 屋良有作 羽柴&佐々木の直属の上司。彼らがいた頃は、羽柴のおちゃらけた言動に悩まされていた。無茶な捜査をする羽柴の尻拭いをしたこと多数。 佐々木圭一(ささき けいいち) 圭司の兄にして捜査一課課長であり、警視。以前羽柴と組んでいたため、羽柴と付き合うのが大変なことは知っている。弟思いの妻帯者。両親と共に弟を大切に思っているが、子供らしい子供という型に押し込めようとしていたことに気づかず、圭司を孤立させてしまっていた。 3月23日生まれ。182㎝、80㎏。O型。趣味は釣り。特技は弟の表情を読むこと。基本的に拳銃は持たない。 野添陽子(のぞえ ようこ) 内閣調査室に所属する女性で、3巻目では「主幹」と呼ばれる。伊達誠司の婚約者だったため、高校時代からの羽柴をよく知っている。よく羽柴をちくちくと(言葉で)突付いて遊ぶ。 羽柴が単身澤田代議士の下へ乗り込んだのと前後して入院中の佐々木と知り合い、以降は羽柴を共通の友人とする友人関係に。 8月17日生まれ。157㎝、50㎏。O型。趣味は身体を鍛えること。特技は料理、ハイヒールダッシュ。所持拳銃はCz75コンパクト。 伊達誠司(だて せいじ) 刑事。高校生の頃の羽柴が偶然巻き込まれた事件を追う過程で保護対象とした羽柴と関わる。当時25歳。 割とあっけらかんとした性格で、共に死線を潜り抜けた羽柴を「ダチ」と呼んだ。また当時の羽柴の周りにいた若者たちには「大人にしちゃ話が分かる」と言われていた。「成長期にタバコはやるもんじゃない」と羽柴を諭し、彼の二十歳の誕生日にライターを贈っている。 澤田代議士の逮捕に執念を燃やしていた節があり、羽柴が警察官となった後にコンビを組み、1度は澤田代議士を追いつめるが、彼を庇って凶弾に倒れ、殉職する。
※この「警視庁・内閣調査室関係者」の解説は、「COMBINATION」の解説の一部です。
「警視庁・内閣調査室関係者」を含む「COMBINATION」の記事については、「COMBINATION」の概要を参照ください。
- 警視庁・内閣調査室関係者のページへのリンク