製造当時の状況とは? わかりやすく解説

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製造当時の状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/10 15:54 UTC 版)

京阪1300系電車」の記事における「製造当時の状況」の解説

製造当時形式以下の通りである。製造川崎車輌現・川重工業)とナニワ工機担当した1300制御電動車両運転台) - 10両(1301 - 1310) 1311型 制御電動車片運転台) - 2両(1311・1312) 1600制御車片運転台) - 8両(1601 - 1608) 京阪神急行電鉄一部となっていた京阪線は、戦災での車両喪失旅客車は2両と少なかった。しかし、車両そのもの戦争影響で満足な状態ではなく車両の更新新造車両必要な状況であった1946年にはモーター持たない1500型を製造(うち5両は戦時中車体のみ完成していたもの)したが、電動車については統制経済のもとでは新造戦災激し路線優先して製造割り当てられ京阪線にはなかなかめぐってこなかった。 そうした状況一段落した1947年に、当時運輸省私鉄向け定めた規格電車割り当て受けられることになり、京阪神急行50両を計画、その初年度25両のうち10両を京阪線用とした。これが1300系である(残る15両は宝塚線550となった)。 この割り当てを受けるに当たっては、同数中古車地方私鉄譲渡することが義務づけられており、京阪線からは100型200型広島電鉄宮島線土佐電気鉄道安芸線供出されているが、実際供出数は11であった最初130010両は1948年竣工した。17mの車体に2箇所片開き扉を備えイコライザー式台車京阪では初めコロ軸受け採用されていた。規格設計のため、京阪伝統とは異なり窓は横長で広い幕板特徴である。本形式デザインについては、妻面カーブや窓配置従来京阪スタイル引き継ぐ一方でアンチクライマー設置位置パンタグラフ両側の踏み板、扉の左右吹き寄せ部の寸法などに阪急スタイル加えられているという指摘がある。同じ規格電車として新京阪線投入され阪急700系とはいわば兄弟分のような関係で、酷似した姿をしていた。塗装上半分がクリーム下半分が濃緑色というものであった。 この1300型は車体幅も規格則って2720mmであったが、当時京阪線最大幅を2590mmとしており、そのままでは入線できなかった。そこで各駅のホームを削ることになり、その進捗に応じて運行区間伸ばしていった。最初天満橋 - 守口現在の守口市)間で、その後枚方東口現在の枚方市)、中書島伸びて運用開始から約1年後にようやく三条までの全線運行が可能となった登場時は1500型を中間挟んだ3両編成運用された。 その後京阪再発足挟んで1950年までの間に1600型を8両、1300型を片運転台とした1311型2両が製造された。なお、1311型と1600型の1両は京阪初め車内放送設備備えた車両となったまた、正面両側の雨樋1300型が角型断面だったのに対し1600型は丸パイプ、1311型は雨樋外板の下に埋め込む構造変更されている。 車両出揃うと、編成1300系のみで組まれるようになった

※この「製造当時の状況」の解説は、「京阪1300系電車」の解説の一部です。
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