製造役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:57 UTC 版)
3月18日夕方 - 中川智正が上述のジフロを遠藤誠一に提供。土谷正実も加わりサリン生成の方法を探る。遠藤、松本サリン事件を思い出しやる気をなくす。 午後11時ごろ - 村井秀夫と遠藤誠一は第6サティアン1階の麻原の部屋を訪れ、麻原は遠藤に「ジーヴァカ、サリン造れよ」と発言。 3月19日昼前 - 遠藤誠一、麻原や村井秀夫から「早くやれ。今日中に造ってくれ」と催促される。サリン製造の最終行程で、生成される酸を中和するための有機塩基がなく、有機塩基DEAで代用したため、純度は35%だった。松本サリン事件の際の純度は70%だった。 夕方 - 土谷正実のクシティガルバ棟は排気設備を撤去していたため、遠藤誠一のジーヴァカ棟でサリン合成開始。 午後10時30分ごろ - サリン完成。遠藤は「できたみたいです。ただし、まだ純粋な形ではなく、混合物です」と純度が低い混合液である(35%程度)こと、1日あれば純度が高められることを報告したが、麻原は「ジーヴァカ、いいよ、それで。それ以上やらなくていいから」とこのまま使うこととなった。村井と麻原が検討した結果、サリン袋を傘で突くという方法も決定される。
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