せいマリア‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【聖マリア大聖堂】
聖マリア大聖堂
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聖マリア大聖堂(せいマリアだいせいどう、英語: St. Mary's Cathedral)は、ナザレのイエスの母親、聖マリア(正教会では生神女)の名前を冠した大聖堂で、おもに司教・主教座堂である。聖マリアは聖母、聖母無原罪、聖母無染、ノートル・ダム(我が貴婦人)、サンタ・マリアなどの尊称で呼ばれている。
アジア
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- 東京カテドラル聖マリア大聖堂 - カトリック
- 大阪カテドラル聖マリア大聖堂 - カトリック
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- 聖母マリア大聖堂 (サイゴン) - カトリック
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- 聖マリア大聖堂 (クアラルンプール) - 聖公会
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- 聖マリア大聖堂 (ヤンゴン) - カトリック
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- 生神女福音大聖堂 (クラスノヤルスク)
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- シオンの聖母マリア大聖堂 (アディスアベバ) - 正教会
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- 聖マリア大聖堂 (ヨハネスブルグ) - 聖公会
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アメリカ合衆国
- 天使のマリア大聖堂 (ロサンジェルス) - カトリック
- 聖マリア大聖堂 (オレゴン州ポートランド) - カトリック
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- 聖母マリア大聖堂 (キングストン)
メキシコ
- 聖母マリアの告知大聖堂 (メキシコシティー)
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- 聖マリア大聖堂 (シドニー) - カトリック
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- 聖マリア大聖堂 (リンカン) - 聖公会
スコットランド
- 聖マリア大聖堂 (エディンバラ) - 聖公会
- 聖母マリアの昇天大聖堂 (エディンバラ) - カトリック
- 聖マリア大聖堂 (グラスゴー)
イタリア
- 聖マリア大聖堂 (フィレンツェ) - カトリック
エストニア
- 聖マリア大聖堂 (タリン) - カトリック
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- サンタ・マリア・デ・トレド大聖堂 - カトリック
ドイツ
- 聖マリア大聖堂 (ヒルデスハイム) - カトリック
- 聖マリア大聖堂 (ハンブルク) - プロテスタント
フランス
- ノートルダム大聖堂 (パリ) - カトリック
- ノートルダム大聖堂 (シャルトル)
ブルガリア
- 生神女就寝聖堂 (トゥルゴヴィシテ) - 正教会
ベラルーシ
- 聖母マリア大聖堂 (ベラルーシ) - カトリック
ロシア
- 生神女就寝大聖堂 (モスクワ) - 正教会
- 聖マリア大聖堂 (モスクワ) - カトリック
関連項目
聖マリア大聖堂
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「ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル聖堂」の記事における「聖マリア大聖堂」の解説
聖マリア大聖堂は、初期ロマネスク様式で1010年から1020年にかけて建設された。2つの後陣を伴う対称形となっており、これは古ザクセン時代のオットー朝ロマネスク様式(en:Ottonic Romanesque architecture)の特徴である。 11世紀から14世紀にかけて拡張されたが、1945年の空襲で完全に破壊された。戦後、1950年から1960年の間に再建されたが、優美な内装は失われたままである。 大聖堂はその多くの収蔵品で有名である。多くは11世紀から18世紀のものであるが、特に11世紀、12世紀頃の工芸品が豊富で、この時期の工芸品のコレクションとしてもヨーロッパ随一であると評価されている。数多くの金銀製品、宝飾品があり、11世紀から12世紀にかけてこの聖マリア大聖堂が北ドイツにおける重要な宗教施設であったことが伺える。主なものを挙げる。 旧約聖書とキリストの物語をレリーフにした青銅製の扉。1015年頃。 Christussäule(キリストの柱)― 旋回を示す線がつけられ、その面にキリストの生涯を表わす浮彫が施されている。ローマの勝利柱の系統を引き、勝利者としてのキリストを示している。青銅製。1020年頃。 巨大円環燭台。11世紀。 聖ゴーデハルト(St. Godehard)の石棺。 聖エピファニウスのシュライン(聖遺物容器)(St. Epiphanius' Shrine)。 大聖堂には中庭があり、1321年に建造されたゴシック様式のアンネのチャペルがある。大聖堂の後陣の中庭側の壁には、樹齢1000年のバラ(千年のバラ、ヒルデスハイムのバラ)が茂っている。このバラはヒルデスハイムの繁栄を象徴していると信じられており、伝説によるとこのバラが繁茂するかぎりヒルデスハイムは繁栄するという。1945年にこの大聖堂が爆撃されたときもバラの根は残り、現在も毎年花を咲かせている。 大聖堂は現地ではドイツ語で単にドーム(Dom)と呼ばれている。英語などでいうカスィードラル(cathedral)あるいはそれに対応するドイツ語、カテドラーレ(Kathedrale)(大聖堂)と言ってもほとんど理解されない。16世紀前半の宗教改革後、ヒルデスハイムおよび近郊の人々の多くはプロテスタント(ルーテル教会)となったが、この聖マリア大聖堂はいまでもカトリック教会のヒルデスハイム教区の主教座大聖堂である。
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