老朽化が進む共楽館と改修工事とは? わかりやすく解説

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老朽化が進む共楽館と改修工事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 02:56 UTC 版)

共楽館」の記事における「老朽化が進む共楽館と改修工事」の解説

平成に入るころから共楽館雨漏りなどの老朽化が目立つようになってきた。日立市1995年平成7年)から翌1996年平成8年)にかけて約1800万円をかけて雨漏り応急対策工事行った。なお、この応急工事時に1940年昭和15年)頃に設置され火の見櫓最終的に撤去される。しかしその後雨漏り続き2000年平成12年6月共楽館建築調査時に雨漏り激し状況指摘され2003年平成15年8月には雨漏り調査実施された。調査結果全部12カ所の雨漏り確認され、その多く屋根すき間空いてしまっていることによる雨漏りであることが明らかとなった雨漏りの他にも雨樋腐食激しくなっており、雨漏り雨樋腐食によって漆喰壁の剥落土台腐食なども確認されるようになった2005年平成17年)になると雨漏りはより激しくなり、館内バケツ置いたブルーシートを敷くなどして対応せねばならない態となった。同年11月からは共楽館耐震構造調査実施された。調査結果震度6程度地震倒壊する恐れがあることが判明し2006年度平成18年度)から共楽館使用禁止されることになった当初共楽館2年間の予定改修が行われる予定であった。しかし改修はなかなか始まらなかった。この間2007年平成19年)には経済産業省地域活性化のため、優れた産業遺産近代化産業遺産として認定した共楽館も「近代日本重工業化と地域経済の発展支えた常磐地域鉱工業関連遺産群」の構成遺産として推薦されていたが、日立市建物老朽化利用方針確定していないことを理由として推薦辞退する。なかなか共楽館改修工事始まらない状況見て2009年平成21年5月共楽館を考える集い日立市に対して早急な修理求め要望書提出した結局2009年平成21年9月28日日立市定例議会麻生内閣地域活性化経済危機対策臨時交付金から約2億4000万円合併特例債1億5000万円、そして日立市一般財源から約23万円の、総額4億円近く共楽館改修予算可決した。そして9月30日には共楽館これまで日立市文化の向上、振興大きな寄与をしてきたこと、和洋折衷大型木造建造物として特に外観創建当時の形を良く残していて文化的に高い価値認められること、更に日立市鉱工業発展を示す貴重な産業遺産であることが評価され日立市有形文化財指定された。 日立市共楽館改修費用予算可決したが、これは建物老朽化耐震性の問題解決する必要最小限のものであり、共楽館を考える集いなどが求めていた劇場芝居小屋としての復活目指したものではなかった。工事雨漏り原因である屋根葺き替え耐震性強化のため、現存建物壁面内側木造補強壁を設置すること、外壁既存漆喰塗った杉板取り外し破損著し杉板交換し補修可能な杉板補修行った上で漆喰塗り直す更には土台改修天井雨漏り部分修繕などという内容行われることになった2002年平成14年7月24日午後10時10分ごろ、「共楽館」(現・日立市武道館)から出火木造二階建て六百十五平のうち、一階南側トイレ付近外壁など約三十平方㍍焼失した日立署は、現場周辺には普段火の気がなく、建物外側燃えていることから、放火疑いもあるとして捜査行った

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