第4の哨戒 1944年3月 - 5月
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「シーホース (潜水艦)」の記事における「第4の哨戒 1944年3月 - 5月」の解説
3月16日、シーホースは4回目の哨戒でマリアナ諸島方面に向かった。4月8日、シーホースは北緯13度16分 東経145度11分 / 北緯13.267度 東経145.183度 / 13.267; 145.183の地点でメレヨンへ向かう輸送船団を発見。夕刻に新玉丸(玉井商船、6,783トン)を大破させ、即座に次の目標に向けて魚雷を発射。2回目の攻撃で木津川丸(東洋海運、1,915トン)を大破させた。行動不能となった新玉丸は漂流の末グアム島太郎湾外に座礁し放棄。同じく行動不能になった木津川丸は駆逐艦水無月の曳航でグアムに到着。修理を受けるも空襲で遅れた末、サイパンの戦いの勃発によりグアムにも米軍が来襲する可能性が大きかったため、6月27日に拿捕を防ぐべく海没処分となった。護衛艦の反撃から逃れた後、翌4月9日にはマリアナ諸島やパラオ方面に向かっていた東松4号船団を発見。16時25分にサイパン島西北西100キロ地点で美作丸(日本郵船、4,667トン)に向けて魚雷を発射し、命中させて撃沈した。4月20日には、サイパン島西方で潜水艦と思しき艦艇を撃沈した。一週間後の4月27日には、北緯14度46分 東経143度22分 / 北緯14.767度 東経143.367度 / 14.767; 143.367の地点で秋川丸(川崎汽船、5,244トン)を撃沈した。シーホースは5月7日にミルン湾に寄港。5月11日、シーホースは56日間の行動を終えてブリスベンに帰投した。
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第4の哨戒 1944年3月 - 5月
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「ハーダー (SS-257)」の記事における「第4の哨戒 1944年3月 - 5月」の解説
3月16日、ハーダーは4回目の哨戒でシーホース (USS Seahorse, SS-304) とともにカロリン諸島へ向かった。ジョンストン島で補給ののち、ウォレアイ環礁近海の哨区に到着。折りしも、第58任務部隊(マーク・ミッチャー中将)によるパラオやその周辺の島々への攻撃が予定されていたので(パラオ大空襲)、ハーダーは僚艦とともに脱出艦船への攻撃と搭乗員救助の任務にあたることとなった。3月31日にはウォレアイ環礁への空襲の光景を見た。翌4月1日、ハーダーは前日のウォレアイ環礁攻撃で撃墜され、負傷して島の海岸で救助を待つ戦闘機パイロットの存在を知った。島には日本兵がいるとみられ、救出は一刻も争う事態であった。ハーダーは空中援護の元にウォレアイ環礁の奥深くまで艦を進め、威嚇の艦砲射撃を仕掛けたのち、志願兵で構成した救助隊がゴムボートで海岸に向かい、日本の狙撃兵からの銃火をものともせずパイロットを救助して無事艦に戻り、ハーダーは外洋に引き返していった。 4月13日午後、ハーダーはグアム南南西沖を浮上航行中、日本の哨戒機に発見された。その頃、サイパン島からの輸送船団が付近を航行中であり、哨戒機は特設運送船山陽丸(大阪商船、8,360トン)の護衛をしていた駆逐艦雷に通報。雷はハーダーを制圧すべく船団を離れていった。ハーダーは哨戒機に発見された後直ちに潜航しており、やがて雷がやってきた。ハーダーは北緯10度13分 東経143度51分 / 北緯10.217度 東経143.850度 / 10.217; 143.850の地点で雷を800メートルの至近距離までひきつけて魚雷を4本発射。そのうちの2本が命中し雷を撃沈した。ディーレイ艦長はこの攻撃について"Expended four torpedoes and one Jap destroyer!"(4本の魚雷とジャップの駆逐艦を消費した!)と記し、この言葉はアメリカ海軍戦史に残る印象的なフレーズとして追加された。 4月17日には北緯09度30分 東経142度35分 / 北緯9.500度 東経142.583度 / 9.500; 142.583の地点でレーダーで輸送船と駆逐艦を探知し、魚雷を4本発射。魚雷は2本が陸軍輸送船松江丸(日本郵船、7,061トン)に命中して火災発生の末に沈没していった。4月20日朝、ハーダーは折からのスコールの中ウォレアイ環礁に舞い戻り、艦砲射撃を実施した。5月3日、ハーダーは47日間の行動を終えてフリーマントルに帰投した。
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