私立宇津角学園分校
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「妖こそ!うつつの分校」の記事における「私立宇津角学園分校」の解説
間榎 甲兵(まえの こうへい) 昼間部の担任を務める青年教師。本校から赴任してきた初日に里と分校の実態を偶然知ってしまい、恐怖心から里からの脱出を考えていたが、月日が経つにつれて次第に里に馴染んでいく。 専攻科目は日本史だが、生徒たちがみな幕末辺りからの日本の歴史を直に見てきていることを知り、これを教えることを断念。得意の料理や裁縫の腕を活かし、「女子力」の授業を行うようになる。 海寺 奈賀芽(うなじ ながめ) 昼間部のクラス委員を務める生徒。薄紫色のポニーテールの少女。新任の甲兵のことを気に入り、恥ずかしがりつつも積極的な(時にはストーカーじみた)アプローチを仕掛けている。 正体はろくろ首。首はかなりの長さまで伸ばせるようで、時々首だけで甲兵の寮を覗きに来ている。父親は自らの伸びる首で消防団の火の見櫓を勤めている。 幕末期には京都でアルバイトをした経験もあり(後述の浦野、桿馬瀬、雪原も同様)、新選組などの人物に実際に逢った経験がある。 桿馬瀬 粧(かんばせ けわい) 昼間部の保健委員を務める生徒。ピンク色(雑誌では黄色)の髪の少女。他の生徒たちと比べてやや目鼻立ちがはっきりしている。実家は薬局。 正体はのっぺらぼう。普段の顔は化粧によるものであり、その出来栄えによって性格や体調が変化する。母親の香沙梨(かざり)はそれに加えて体格・性別までも自在に変えられるという(コスプレすることで看護士や医者になりきることもできるが、技能が伴うわけではない)。 浦野 桑江(うらの くわえ) 昼間部の生徒。黒いお下げ髪の少女。のんびりした性格で、おにぎりが大好き。母親の花散(かぢり)は学校の裏にある定食屋「浦飯屋」を経営している。 正体は二口女。また、触手でもある二本のお下げ髪の先端は、蛇の頭部のようになっている。 雪原 沙々女(ゆきのはら ささめ) 昼間部の生徒。水色のショートヘアの少女。活発で男勝りで短慮。サッカーが大好き。母親の魅雪(みゆき)は娘以上に熱血的な性格で、粧の母親・香沙梨とママ友でもある。 正体は雪女。自在に氷を作り出したり、口から冷気を吐き出したりする能力を持つ。暑さに弱い。 徒爪(とつめ) 分校の校長。妖怪の里の秩序維持を預かる顔役でもある。禿頭にヒゲ面、着物姿の壮年男性。娘が二人いる。 正体は一目入道。人間への変身を解いた状態では、自在に巨大化できる能力を持つ。 沖津 ねろり(おきつ ねろり) 分校の教師。赤い髪をうなじのあたりで束ねた美女。担当科目は化け学(化学にも詳しい模様)。語尾を延ばすのと「コ〜ンな」が口癖。 正体は妖狐(四尾の狐)。最上クラスで教えているだけあって妖力に絶大な自信を持つ。関ヶ原の戦いに何らかの形で関わったとされているが、本人は年齢をごまかしている。 作中では苗字しか登場しておらず、フルネームは単行本のおまけでのみ語られている(ネロリ油が由来とのこと)。
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