神無ノ鳥
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『神無ノ鳥』(かんなぎのとり)は、すたじおみりす TeamL⇔R制作著作のマルチエンディング形式のボーイズラブゲームである。ショタゲーにも属する。人間の生死を扱った、独特の宗教観とも言うべき世界観が全編を支配する特徴的な作品であり、いずれのルートを辿ってもメインキャラクターの誰かが必ず死ぬことになる。amazon.co.jpも含めて、本作はしばしば「神無ノ島」と誤植されるが、これは誤りである。
- ^ “ふたりの場所 / 15th anniversary リリース決定!!”. たくまる公式blog (2017年11月17日). 2020年4月5日閲覧。
- ^ “話題のボーイズラブ「神無ノ鳥」公式ファンブック”. ITmedia (2002年10月2日). 2020年4月5日閲覧。
神無ノ鳥(かんなぎのとり)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 09:17 UTC 版)
「神無ノ鳥」の記事における「神無ノ鳥(かんなぎのとり)」の解説
死んだ人間の魂を回収することが使命で、死んだ人間の魂を『神無山』へ案内することが任務。魂を転生させ、次代へと繋ぐ役割を果たす。また、任務には守秘義務があり、人の生に干渉することはなく、自分の任務でもない者の生死を尋ねる事は許されない。動物と死期の迫った人間以外には見えない存在で、神無ノ鳥は人間よりずっと長命。神無ノ鳥には、死ぬ予定の人間か、そうでないかを知る事は出来ず、自身の姿が見えるかどうかでしか死期の近づいている者を判断できない。人間の魂を彼岸に送るためだけに存在している(神無ノ鳥は彼岸には行けない)。そのため、人間から見れば死刑執行人以外の何者でもない。公平に任務を果たすためには、人間との接触はしない方がよく、人間を好きに好きになってはいけない。かつて人間に思いを寄せ、厳罰に処せられた神無ノ鳥もいるという。自分自身の存在について疑問を抱くと、神無ノ鳥しての役目を果たせなくなる。魂を回収する事に心を揺さぶられるようでは、神無ノ鳥である意味がない。長命であるため、永久に続く退屈な日々に耐え切れなくなり、精神が破たんするという。仲間の神無ノ鳥が負傷している時、傷口に口づける事によって傷を癒す力がある(他の生き物にその力を使うことは禁じられている)。また、死ぬ予定のなくなった人間は、再び神無ノ鳥の姿が見えなくなる。魂を捕縛するため、死にかけている人間のお腹の中に、変形させ爬虫類のようになった右手を入れ、捕まえる。神無ノ鳥の居室の部屋は、その扉の主の声でなければ開かないと言うが、何故かイカルの部屋にハッカンは入室できる様子。また、神無ノ鳥は死者の魂を回収するため、死や血、災いを負う。魂を快り出す右手は特にケガレを受けやすく、あまりに強いケガレに支配されると右手の動きは鈍くなり、任務にも支障をきたす。そのため、定期的に禊を行いケガレを払う必要がある。また、魂を回収するため手を入れた際、たとえ血が出たとしても、その血は人間には見えない。
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