知的財産専門職大学院一覧
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「知的財産専門職大学院」の記事における「知的財産専門職大学院一覧」の解説
大阪工業大学専門職大学院 知的財産研究科 知的財産専攻大阪工業大学大学院に設置されている知的財産専門職学位課程。専門職学位課程のため、修士論文は課されないとされているが、判例研究又は事例研究として、実質同様のものを作成する。標準修業年限は2年である。2005年(平成17年)4月開設。入学定員は30人。なお、大阪工業大学には日本で唯一の知的財産学部も設置されている。 社会人も無理なく学べるように平日を昼夜開講とし、1年次のみ土曜日を「コア・デイ」として昼間に講義を開講しており、社会人であっても平日夜と土曜日の講義を履修すれば修了が可能なようにカリキュラムが組まれている。科目履修の際の参考として、弁理士資格などの取得をめざす知的財産法コースと企業の知的財産部門などでの管理職を目指す知的財産管理コースの2つの履修モデルを提示しているが、これは例示に過ぎずコース制を採用している訳ではない。実際の履修の際には、担当教員が相談に応じ、各々のキャリアや目標、現職にあった適切な履修が出来るように配慮している。このほか、土曜日には弁理士受験対策講座を開講している。 教員には、研究者と実務家がバランスよく配置されている。また、昼夜開講型であることから、学生にも弁護士・公認会計士・弁理士・行政書士等の専門家、企業の知的財産部門の担当者などがいる一方、学部から飛び級で入学した学生も在籍しているなど、幅広い層にわたるのが特徴的といえる。 厚生労働省の教育訓練給付金制度の講座に指定されている。 所在地:梅田キャンパス(大阪市北区茶屋町) 東京理科大学専門職大学院 イノベーション研究科 知的財産戦略専攻東京理科大学大学院に設置されている知的財産専門職学位課程。修業年限は2年。専門職学位課程のため修士論文は課されないが、2年次においてMIPレポートと称し、より高度な研究をする。2005年(平成17年)4月開設。入学定員は60人。 学部より進学する者や昼間会社において働く社会人、弁理士など様々なバックグラウンドを持つ者が昼夜開講型カリキュラムにおいて学ぶ。土曜日においては一日にわたり講義が行われている。教員の大半が実務家であり、法律研究よりもより実践的な知が得られるカリキュラム編成となっている。また東京という地理的利点も影響し、毎週のように各分野において活躍する外部講師による授業が展開される。 所在地:神楽坂キャンパス(東京都新宿区) JR飯田橋駅隣接のセントラルプラザ2階 日本大学専門職大学院 知的財産研究科日本大学大学院に設置されている知的財産専門職学位課程。標準修業年限は2年である。2010年(平成22年)4月開設。入学定員は30人。 交通の便のいい都市型大学院であり、平日を昼夜開講とし、土曜 は昼間に開講している。授業科目は、知財制度の法律基礎知識が学べる基礎系科目から知財活用に係わる実務知識とスキルが学べる実践系科目まで置かれているので、社会人や理系出身者も個々のレベルやニーズに応じて選択受講できる。教員組織は、知財管理や知財経営、知財法務など実務経験のある教員を中心に構成されている。知的財産法の科目は弁理士試験科目一部免除も考慮。社会人は面接試験重視であり、筆記試験は一般教養を備えているかの判断程度であり、また、所定の推薦があれば筆記試験が免除される。 所在地:三崎町キャンパス(東京都千代田区)JR水道橋駅徒歩3分 また、2018年(平成30年度)については、募集を打ち切っている。 ※ 同大学院 法学研究科博士前期課程私法学専攻に「知的財産コース」を新設している。 当該知的財産研究科についての募集は現時点では未定であるが、問い合わせ等により、募集が再開される可能性がある。 授業内容などは2018年2月6日現在不明である。
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