直通運転区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 17:14 UTC 版)
東京メトロでは、銀座線・丸ノ内線を除く7路線で他社線との相互直通運転を行っている。ここではその概要のみ示す。詳細は各路線の記事を参照のこと。 東京メトロの所有車両は、東武鉄道(日比谷線・有楽町線・半蔵門線・副都心線)、東急電鉄(半蔵門線・南北線・副都心線)、横浜高速鉄道(副都心線)、東日本旅客鉄道(JR東日本)(東西線・千代田線)、小田急電鉄(千代田線)、西武鉄道(有楽町線・副都心線)、東葉高速鉄道(東西線)、埼玉高速鉄道(南北線)と相互乗り入れを行っており、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県までの広範囲で運転されている。ただし、茨城県内の乗り入れ駅は取手駅のみであり、乗り入れも平日の通勤時間帯に限定される。 以下の()内の駅名は通常のダイヤにおける最長直通運転区間(臨時列車、有料特急列車を除く)で、一部時間帯のみしか直通運転を行わない区間もある。[ ]内の英字は当該社所属車両に割り当てられる運用番号の末尾の記号(列車記号)で、この英字によって所属を区別する。なお、東京メトロの所有車両の識別符号はメトロを示す「M」ではなく、営団時代から引き続き「S」が使われている。各鉄道会社の所属車両の表示は東武と東葉高速が「T」、東急・横浜高速・JR東日本は「K」、小田急は「E」、西武と埼玉高速は「M」である。 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線 (南栗橋駅)[T] - 日比谷線2013年(平成25年)3月15日までは東急東横線菊名駅まで相互直通運転を行っていたが、3社直通運転は行われなかった。 これとは別にTHライナーが東武伊勢崎線 久喜駅まで運行されている。 JR中央線(各駅停車)(三鷹駅)[K] - 東西線 - 東葉高速鉄道東葉高速線(東葉勝田台駅)[T]、JR総武線(各駅停車)(津田沼駅)[K]3社直通運転は東京メトロの車両のみで運用される(JRの車両が東葉高速線へ、あるいはその逆の運用はない。なお、JR東日本 - 東西線 - JR東日本の運用はJR・東京メトロ両社の車両で行われている)。 JR常磐線(各駅停車)(取手駅)[K] - 千代田線 - 小田急小田原線(伊勢原駅)[E]3社直通運転は営団時代の開始時から、長らく東京メトロの車両に限り行われていたが、2016年(平成28年)3月26日ダイヤ改正からJR東日本・小田急の車両でも開始された。なお、綾瀬駅 - 北綾瀬駅にはJR東日本・小田急の車両も乗り入れるが、北綾瀬駅発着の常磐線直通列車は他社車両も含め設定されていない。 2022年(令和4年)3月12日のダイヤ改正以前は、小田急多摩線 唐木田駅まで乗り入れる列車も設定されていた。また同改正以降、取手駅 - 伊勢原駅間を通し運転する列車はなく、最長運転区間は我孫子駅 - 伊勢原駅間となっている。 これとは別に特急ロマンスカーが北千住駅から小田急小田原線経由で箱根登山鉄道 箱根湯本駅及び小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅まで運行されている。 東武東上線(森林公園駅)[T]、西武池袋線・有楽町線(飯能駅)[M] - 有楽町線西武から東武への直通運転、あるいはその逆は行われないが、西武への直通運転区間ではない小竹向原駅 - 和光市駅間に西武の車両が乗り入れる運用はある。(これは副都心線でも同様) 東武東上線(小川町駅)[T]、西武池袋線・有楽町線(飯能駅)[M] - 副都心線 - 東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線(元町・中華街駅)[K]各社車両による5社直通運転が行われている。 このほか土休日に有料座席指定列車S-TRAINが西武秩父線 西武秩父駅まで運行されている。 東急田園都市線(中央林間駅)[K] - 半蔵門線 - 東武伊勢崎線(久喜駅)・日光線(南栗橋駅)[T]各社車両による3社直通運転が行われている。 東急目黒線(日吉駅)[K] - 南北線 - 埼玉高速鉄道線(浦和美園駅)[M]各社車両による3社直通運転が行われている。 南北線は都営三田線(東京都交通局)と線路を共用している区間(目黒駅 - 白金高輪駅間)があるが、これは直通運転扱いではなく、また都営地下鉄の車両が南北線・埼玉高速鉄道へ、あるいはその逆の運用はない。2022年開業予定の東急新横浜線およびそれと接続する相模鉄道各線への乗り入れについては、ともに実施する意向を2019年8月に明らかにしている。
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