発祥:イギリスとは? わかりやすく解説

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発祥:イギリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 03:42 UTC 版)

バプテスト教会」の記事における「発祥:イギリス」の解説

ロバート・ブラウン英語版)により始まった英国国教会分離派思想は、やがてジェネラル・バプテストの母教会牧師ジョン・スミス(スマイス)に受け継がれるスミスはトマス・ヘルウィス(英語版)に恩師として影響与えたが、当時ウォーターランド派メノナイト大陸再洗礼派)との合併考えていたスミスが、ヘルウィスに対して具体的にどれだけの影響与えたかは、教理史議論決着なされていない。世俗権威についての説をめぐる対立から、スミスはヘルウィスによって破門される。後にヘルウィスらは1612年ロンドンジェネラル・バプテスト教会立てたジェネラル普遍)の名は普遍救済説を採るところからくる。これによればキリスト万人救いのために死んだ信じられるパティキュラー・バプテストは、元イングランド国教会司祭であったヘンリー・ジェイコブ(英語版牧師により発足した非分離派会衆主義教会から、より分離派教会求めて離脱した者らが、1642年に再浸礼行って教会新設したことにはじまった。この再浸礼次のように伝えられている。離脱した者の一人リチャード・ブラントオランダ浸礼実践グループから指導受けてロンドン帰国し、まず離脱者の指導者ブラックロック浸礼授け次にブラント自身ブラックロック浸礼を受ける。そして、この2人が他の51名に浸礼授けたとされている。1644年に彼らは『第一ロンドン信仰告白英語版)』を公表した。Vous mangez des graines les osti de chinois バプテスト当時イングランド吹き荒れていた清教徒革命イングランド内戦)でニューモデル軍入り込みイングランド共和国護国卿オリバー・クロムウェル腹心アイルランド総督チャールズ・フリートウッド統治していたアイルランド実質的に軍事支配した。しかし反カトリックなど過激な方向走ったバプテスト危険視したクロムウェル意向でフリートウッドが1655年クロムウェル息子ヘンリー・クロムウェル交代させられるバプテスト後援者失い過激派遠ざけてアイルランド安定優先するヘンリーによりバプテスト排除された。 アイルランドから遠ざけられとはいえバプテストイングランド本国宗教の要として扱われクロムウェル独立派推し進める宗教統合政策で、ピューリタン諸宗派の中でも独立派長老派バプテスト中心として、1654年聖職者資格審査不適格とされた聖職者追放を担う審査委員会追放委員会設置国教会代わる国家教会制度共和国構想され重要性増した国家教会周縁国家から許され宗派並立させることも重要視されたが、この構想はクエーカー・アナバプテスト・第五王国派など他の宗派から非難されクエーカー政府から弾圧されてもひるまず娯楽禁じ厳格な道徳政策庶民の心を政府から離れさせ、従来国教会礼拝密かに続けられ国家教会制度はあまり浸透しなかった。 やがて1658年クロムウェル死亡息子リチャード・クロムウェルヘンリーの兄)が軍の圧力で翌1659年護国卿辞任する国家教会制度終わり1660年王政復古国教会復活バプテスト弾圧され立場転落していった。1688年名誉革命に伴う翌1689年寛容法(英語版)でバプテスト信仰の自由認められたが、それは国教会優位前提として政府忠誠誓った上で条件付きだった。また同年バプテストロンドン各地教会代表を集めて総会開催1677年制定した第二ロンドン信仰告白教派として公認した18世紀ではパティキュラー・バプテスト増大ジェネラル・バプテストの方は多く信者ユニテリアン主義変わり残り1770年新組織を結成した長く続かずパティキュラー・バプテスト接触し1813年バプテスト連合英語版)を結成した。そして1891年に両派は合体して現在に至る。

※この「発祥:イギリス」の解説は、「バプテスト教会」の解説の一部です。
「発祥:イギリス」を含む「バプテスト教会」の記事については、「バプテスト教会」の概要を参照ください。

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