異動・転勤・昇進とは? わかりやすく解説

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異動・転勤・昇進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 14:47 UTC 版)

日本のアナウンサー」の記事における「異動・転勤・昇進」の解説

多く放送局では、アナウンサー専門職とされるため、業務内容大幅に異な部署への異動になることは少ない。ただし、業務内容が近い報道記者への異動解説委員就任国内外拠点への異動本人の強い希望がある場合異動もある。また、報道記者転出しても主にワイドニュースなどニュースキャスターとして出演継続する元アナウンサーもいる。地方局一部ではアナウンサー肩書き残したままで報道記者兼任という場合もある。また、現在は少なくなったが、放送局新規に立ち上げる際、所属予定系列局もしくは立地地域既存放送局から新設局のアナウンス部門指導員として出向する例もある。 従来異動少な業種だったため、一般部署への配置転換否定的に報じられる事もある。しかし2000年代頃より、アナウンサー個人スキャンダル対す一種懲罰や、テレビ放送の完全デジタル化による負担増に伴う人件費抑制策などで人事異動全社規模化する放送局増えており、アナウンス業務から外される事例珍しくなくなっている。 NHK女性職員アナウンサー以前東京本部渋谷)に転勤になるとほとんど動かない例が圧倒的だったが、2010年代に入ると40歳代以上は管理職として30歳代については男性局員との格差是正主眼として、渋谷から強制的に転勤させる例が急増している。2011年は、年度替わり30歳前後2人渋谷から出されたほか、6月24日付の幹部人事では一気に5人が地域放送局アナウンス統括職に起用され渋谷から転出1人渋谷内部配置転換となった。なお、NHK男性局員全国各地転々とするのが普通で(管理職クラスでも例外はなく、2021年には武田真一大阪局に転勤した。)、その途中人事アナウンス部門から離れることも珍しくない入局以来渋谷働いた経験がないという事例も少なくないほか、渋谷長く残れる人もほんの一握りである。中にはその地方土地柄環境などを気に入り、家まで建ててその地方局継続的に、または職歴大半において在籍するアナウンサーく僅かではあるが存在する。(一例としてNHKでは盛岡の上原康現・岩手県議会議員)、佐賀局の三上たつ次など) 鈴木史朗当時TBS)のように別部署に異動していた元アナウンサー復帰する例があるほか、報道記者転身する例もある。対して他部署から新たにアナウンサーになる例は、1980-90年代テレビ東京などに見られる程度少ない。また、アナウンス部以外の部署所属していても番組出演機会がある場合、「アナウンサー」の名称を用いる例もある。 キャリア重ねて管理職役員待遇になると「チーフアナウンサー」や「エグゼクティブアナウンサー」の肩書きを持つ例が多い(主にNHK)。管理職もしくはベテランアナウンサーとなると後輩指導を行うほか、部内アナウンサースケジュール管理業務経営・企画会議参加増えるため、番組出演がやや少なくなる傾向にある。ただし、労働争議によるストライキ組合員である若手アナウンサー出演見合わせた場合、彼らの代役として主に生放送番組出演する例もある。主にスポットニュースワイドニュース該当する。ただし番組によってはワールドビジネスサテライトのように、元々担当しているフリー契約アナウンサーナレーターのみで乗り切る例もあれば、補いきれない場合管理職アナウンサー出演する。ただ局によってテレビ東京のように人員少なく補いきれないこともあり、その場合は同じ局で出演している同種番組フリーアナウンサー担当することもある。 アナウンサー現職のままの役員就任は、2003年朝日放送取締役就任した道上洋三2007年退任、現:常勤顧問)などの例はあるものの稀で、アナウンサー経験者役員多く他部署への異動後に就任している。 仕事求めて別の局へ移籍する例もある。地方局契約社員であるなど身分不安定なこともあってとくに多く、3社以上を渡り歩く者もいる。中途採用経験者がほとんどであるが、異業種からの転職見られる

※この「異動・転勤・昇進」の解説は、「日本のアナウンサー」の解説の一部です。
「異動・転勤・昇進」を含む「日本のアナウンサー」の記事については、「日本のアナウンサー」の概要を参照ください。

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