生息数と生息域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/23 21:01 UTC 版)
キタトックリクジラは北大西洋に固有な種である。デーヴィス海峡、ラブラドル海、グリーンランド海、バレンツ海などの寒冷な亜北極圏の海域に棲息する。水深の深い海域を好むとされる。カナダのノヴァスコシア州の東沖にあるザ・ガリー (en:The Gully) と呼ばれる巨大な海底渓谷には130頭ほどが定住している。 全生息数不明であるが、およそ数万頭であると考えられる。 ミナミトックリクジラは南極海に棲息する。 生息域の南限は南極大陸の極近くまで、北限は南アフリカ、ニュージーランド北島、ブラジル南部あたりである。全生息数はおそらく50万頭を超えるだろうと考えられている。 尚、南極海において最も多く生息しているであろうとされるミナミトックリクジラであるが、ナンキョクオキアミを捕食するイカ類を捕食する事で間接的にオキアミを消費しており、本種を含む南極海のアカボウクジラ科(他にミナミツチクジラが生息している)のクジラの消費量はオキアミ換算で2400万トンであり、これは、クロミンククジラの1600万トンを上回り、ペンギン類の3300万トンに匹敵するとされる。本種が南極海のアカボウクジラ科というより、南極海の鯨全体で一番オキアミ資源を消費しているとされるが、厳密には不明である。 熱帯や亜熱帯における目撃例も報告されているが、おそらくタイヘイヨウアカボウモドキ(同じトックリクジラ亜科に属する珍しいクジラ)の間違いであろうと考えられる。他のアカボウクジラ類との関係はまだ明らかにされていない。 キタトックリクジラ分布図 ミナミトックリクジラ分布図
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生息数と生息域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 10:13 UTC 版)
ユメゴンドウはかなり稀な種であると考えられている。生息数の概数としては、東太平洋の熱帯海域において38,900頭という報告がある([Wade93])のみである。しかしユメゴンドウは世界中の熱帯・亜熱帯の海域に棲息するため、全生息数は不明である。 ハワイや日本の沖合いでの観察例は定期的に報告されている。インド洋のスリランカ周辺や、大西洋の小アンティル諸島近くでは1年中棲息しているらしいことがわかっている。大西洋における生息域の北限は西側はフロリダ、東側はセネガルあたりである。ユメゴンドウは真に外洋性の動物である。
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生息数と生息域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 08:23 UTC 版)
海上で見かけることは多くはないが、温帯から熱帯の海域にかけて広く分布している。大西洋(スコットランドやアルゼンチンの海域)、インド洋沿岸、太平洋(日本海からニュージーランドにかけての西太平洋や東太平洋)、地中海、紅海などに生息する。沖合を好む外洋性のクジラであるが、沿岸域にも生息し、浅い海域や沿岸域において観察されることも多い。 全生息数は不明であるが、最も多数が棲息する東太平洋においては4万頭以上が棲息すると推測されている。 IUCNのレッドリストにおいては、1996年は「低リスク-軽度懸念」評価だったが、2001年に「情報不足」(DD - Data Deficient) に分類変更されている。アメリカ合衆国では、2012年11月に、海洋大気庁(NOAA)がハワイ州の生息群(約150個体)を絶滅危惧に指定しているが、生息数が追跡されるハワイでは商業漁業による混獲が持続可能でない水準にあり、オキゴンドウの他の生息域でも同様の漁業がおこなわれていることから、懸念材料となっている。
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生息数と生息域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/16 06:43 UTC 版)
「タイヘイヨウアカボウモドキ」の記事における「生息数と生息域」の解説
漂着例からは、生息域はインド洋についてはアフリカに近い南西部からモルディブにかけて、太平洋についてはオーストラリアから日本にかけての海域と考えられている。しかし海上における目撃例をふまえると、生息域はもっと広くアラビア海やメキシコの西岸などにも棲息していると考えられる。メキシコ湾における目撃例も報告されているため、大西洋の熱帯海域にも棲息すると考えられる。 ハワイ沖における目撃例が最も頻繁である。ハワイの海岸へ打ち上げられた例は報告されてはいないが、比較的ありふれた存在であり、2002年の調査では766頭の棲息が確認されている。他の海域についての生息数は不明である。 日本ではトカラ海峡などで目撃があり、小笠原諸島でもトックリクジラの特徴を持つ鯨類が目撃された事がある。北海道周辺でのストランディングもあり、寒冷帯への回遊が行われる事もあると思われる。日本海では記録がなかったが、2011年にウラジオストク市近辺で漂着があった。.
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生息数と生息域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 04:24 UTC 版)
全生息数は不明である。生息域も判然としないが座礁、観察例は全て南半球に集中している。 2003年までに27個体の座礁が報告されている。27個体の内訳は、ニュージーランドが20、アルゼンチンが3、Juan Fernándezが2、オーストラリアとサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島がそれぞれ1である。2004年3月5日、ニュージーランドのワイタラ (英語版)北部のタラナキ海岸 (英語版) において、28例目となる座礁したタスマニアクジラがサーファーによって発見された。この地点は1933年に最初の座礁が報告された海岸の近くである。 海上における生体の観察例は幾つかの国(ニュージーランド、オーストラリア、セーシェル、ゴフ島、トリスタンダクーニャ)にて報告されている。 特にニュージーランド・ダニーデン沖では2016年と2017年に5例と2021年に2例と2022年に3例の目撃が報告されている。
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