生息数と死頭数とは? わかりやすく解説

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生息数と死頭数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 15:40 UTC 版)

エゾシカ大量死」の記事における「生息数と死頭数」の解説

エゾシカ大量死する前提として、大量に生息している必要がある1879年エゾシカ大量死する以前生息数いくつかの史料基づいて推定する最初に1879年冬の狩猟斃死によるエゾシカの死頭数計算してみる。 『函館新聞明治12年1879年3月26日号には、釧路周辺10万頭を狩猟したとある。 『札幌県勧業年報 第1回明治15年版)』には、十勝国以東エゾシカの角を16拾集したとある。エゾシカ場合、角はオスだけにあり、角座(かくざ)は1頭につき2ヶ所あるので、オス1頭につき2本の角がある。したがたって、16本の角はオス8頭に相当するメスオス同数いたと仮定すると、十勝国以東では16頭のエゾシカ死んだことになる。 エドウィン・ダン文書 "Extermination of the Deer."(『蝦夷鹿絶滅』)には、胆振国勇払郡鵡川地区政府から派遣された人たちが、エゾシカ5万頭から75千頭分の骨を目にしたとある。 釧路十勝国の東にあるので、釧路狩猟した10万頭は十勝国以東斃死した推定16頭に含まれることになる。十勝国以東推定16頭と鵡川5万頭から75千頭合計すると、21頭から235千頭になる。この死頭数には渡島半島道北道央北見網走などの地域の分は含まれていない北海道野生動物研究所門崎允昭は、1879年大量死以前北海道全域でのエゾシカ生息数50頭の可能性があると推測している。

※この「生息数と死頭数」の解説は、「エゾシカ大量死」の解説の一部です。
「生息数と死頭数」を含む「エゾシカ大量死」の記事については、「エゾシカ大量死」の概要を参照ください。

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