現役の実車ではない形で登場する作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:29 UTC 版)
「国鉄C62形蒸気機関車」の記事における「現役の実車ではない形で登場する作品」の解説
松本零士作の漫画「銀河鉄道999」に、主役の銀河鉄道超特急999号の牽引機としてC62形が登場する。原作の漫画および映画版では実車が存在したC62 48であった(松本零士が同機のプレートを保有していた)。テレビアニメ版では実物への敬意を表しつつ、史実のラストナンバーであるC62 49からの続番として、架空のC62 50になっている。アニメーションを制作するに当たって関係者が梅小路に保存されているC62 2を取材し、動輪の動き方や蒸気の噴出の様子などを調査していったと言う。 「黄金勇者ゴルドラン」にはC62形から変形するアドベンジャーと呼ばれる勇者ロボットが登場する。ただし、ナンバープレートの表記はC-62である。 アニメ「勇者王ガオガイガー」の第3話「聖なる左腕」に、敵役のロボットに変形する機械素体としてC62 2が登場。3重連状態で登場しているが、3両ともC62-2というナンバープレートが付いている。 徳田ザウルス作の漫画、「ダッシュ!四駆郎」3巻に登場する。機関区跡地に放置されているが、元機関士の老人(町の子供たちからは「ゴキブリじじい」と呼ばれている)によって手入れされている。子供たちを乗せて走行するシーンもある。また12巻では、ゴキブリじじいに払い下げられ、スクラップ屋に保存されている。プレートの表記は「C62 04」である。 手塚治虫作の手塚プロダクションライオンブックスシリーズ第4弾オリジナルアニメ「山太郎かえる」に、ヒグマである主人公「山太郎」の親友として「しい六」と呼ばれたC62形が登場する。山太郎を自由にするために、共に「王者」という身分から親身になって山太郎の相談に乗り、町で行われる祭りの日に山太郎を乗せて山へ送り届ける。時が流れ、解体寸前のところで成長した山太郎をおびき寄せるために整備され、自身がもう一度走れる喜びと、山太郎を殺すための道具にされる悲しみ、2つの感情に悩まされることになる。 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の冒頭では、堀北真希演じる少女・星野六子がC62 22牽引の旅客列車(集団就職列車)に乗り、青森からの集団就職で上京する場面に登場。鉄道模型(アスターホビー製のライブスチーム)を撮影した物をCG処理によって画像に取り込んでいる。なお、上野駅に到着したシーンでは、梅小路蒸気機関車館に動態保存されているC62 2をC62 22に擬装した上で同館に上野駅ホームを再現し撮影したものを映像素材として使用している。旧型客車と静態保存されているC62 1も使用された。 Emuの18歳以上向けPCゲーム『Railway 〜ここにある夢〜』で、主人公の祖父の遺産として登場する。ナンバープレートが外されているため、車体番号は不明(作中の会話からC62 32の可能性が高い)。当初は不稼働状態で廃駅を改装した喫茶店「RailWay」の納屋に収められていたが、劇中終盤で主人公の祖母および国鉄職員だった祖父の友人の手によって稼動状態に復活し、主人公の手で運転される。 プレイステーション2用ソフト『A列車で行こう6』の隠し車両として登場、総プレイ時間62時間を越えると客車を繋いだ状態で出現する。 チュンソフトより発売されたプレイステーション2用ソフト『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』で、生徒の一人、黒部哲郎のストーリーで登場する。 花輪和一の漫画「コロポックル」で、主人公の童女がコロポックルに依頼され「C62ニセコ号」に搭乗、小樽 - 倶知安間を往復するシーンを通じて、線形、機関車の構造などが詳細に描かれている。
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