現代のポリネシアとは? わかりやすく解説

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現代のポリネシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:11 UTC 版)

ポリネシア」の記事における「現代のポリネシア」の解説

第二次世界大戦後西サモア1946年12月13日信託統治領移行したのち、1962年西サモアとして独立果たしたその後1970年トンガツバル1974年ギルバート諸島(現:キリバス領)と分離したのち1978年独立したクック諸島とニウエ1974年からニュージーランド自由連合となっており、外交防衛ニュージーランドが行い、住民国籍ニュージーランドのままであるが、内政自治権独自に国際機関加盟する権利与えられた。その後1993年8月4日ニュージーランドは2国を主権国家として承認し外交権与えられたため、日本2011年6月16日クック諸島2015年5月15日ニウエ国家承認し、国交樹立している。一方ハワイ1959年8月21日アメリカ50番目の州に昇格したポリネシアのうち、21世紀の現在でも伝統的な生活を続けている島は、ハワイニイハウ島などごくわずかである。ハワイタヒチ1960年代頃に主要産業農業から観光へと転換し世界的な観光地となった一方で独立果たしたものの、旧宗主国先進国からの経済援助なければ立ち行かない国や地域多く小島嶼開発途上国分類される国と地域がほとんどである。特にツバル後発開発途上国にも分類される上、国土のすべてが低地環礁島であるため、地球温暖化および海面上昇による国土水没危機瀕している。 また第二次世界大戦後アメリカ、イギリスフランスの3国はポリネシア地域核実験行った。特にフランスは、1960年から1996年までトゥアモトゥ諸島南部ムルロア環礁ファンガタウファ環礁200回あまりの核実験行った。このフランスによる核実験対し1965年南太平洋委員会(現:太平洋共同体)の席上で、クック諸島代表が核実験反対の立場表明した。さらに1971年8月には、島嶼国主体性堅持し、結束を図ることを目的として、イギリスアメリカフランスの影響力が強い南太平洋委員会とは別個に南太平洋フォーラム (South Pacific Forum; SPF) がクック諸島西サモアトンガニュージーランドフィジーナウルオーストラリア7つ国と地域によって創設された。その後も、南太平洋フォーラム(現:太平洋諸島フォーラム)は核実験太平洋へ放射性廃棄物投棄には反対の立場取り続けており、1985年8月6日には加盟国間で南太平洋非核地帯条約ラロトンガ条約)が調印された。また1980年昭和55年)に、日本の科学技術庁が小笠原諸島沖に放射性廃棄物海洋投棄する計画発表した際には、日本政府に対して連名抗議行った。しかし、日本太平洋諸島フォーラムの関係は決して悪いものではなく1997年平成9年以来3年1回ペースで、日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議太平洋・島サミット Pacific Islands Leaders MeetingPALM)が日本国内開催されている。

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現代のポリネシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 18:43 UTC 版)

ポリネシア人」の記事における「現代のポリネシア」の解説

ニュージーランド以外の大多数島々収入外国援助国外居住者からの送金頼っている。若者収入得られ仕送り出来土地出稼ぎ行こうとする傾向が ある。イースター島のように観光で補う所も多い。ツバルインターネットドメイン名の「.tv」を売っている。クック諸島切手販売依存している。非常 に少ない西洋文明到来前の生活を送っている島もある。

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