現代のボルジギン氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 16:56 UTC 版)
現代のモンゴル国や中華人民共和国のモンゴル人社会でも、かつての氏族とは意味合いを変質させているものの、オボク(氏族)という概念が存在する。 中国式に人名の一要素として姓を名乗る習慣が本来なかったモンゴル人も、特に中国のモンゴル族では、便宜上オボクを姓の代わりに名乗ることがある。こうしたとき、チンギス・カンの血を引くかつてのモンゴル王侯の末裔たちが名乗る姓(オボク)がボルジギンであり、彼らはボルジギン・何某というようにボルジギンを姓のように名乗っている。 また、モンゴル国では、民主化後社会主義時代に封建制の象徴として使われなくなっていたオボク名を復活して登録させる動きが起こったが、ボルジギンをオボクとして申告した人が非常に多かったという。
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