現代のペダル・スティール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 09:31 UTC 版)
「ペダル・スティール・ギター」の記事における「現代のペダル・スティール」の解説
ペダル・スティールは、今もなお過渡期にある。米国では、2017年の時点で、E9ネックがより一般的だが、多くのペダル・スティールはいまだに2本のネックが備えられている。C6はウエスタン・スイング・ミュージックに使われるのが一般的で、E9ネックはカントリー・ミュージックで多用されている。ネックが異ることにより、ボイシングも明らかに異なっているります。C6はE9よりもピッチレンジが広く、主に低音域で使用されている。 特定のプレーヤーは、ペダルとレバーが実行する機能およびどの弦のチューニングが好ましいかに関して、異なるセットアップを好んでいる。1970年代初頭、ミュージシャンのトム・ブラッドショーは、「コード・ペダル・アレンジメント」の合成語である「コペンデント」([koʊˈpiːdənt] koh-PEE-dənt)という用語を作り出した。多くの場合、テーブル形式で表される、楽器のチューニング、ペダルとレバーの設定、ストリング・ゲージと弦の巻線を指定する方法である。 現代で最もポピュラーな2つのチューニング(E9とC6)を組み合わせて、それぞれの特徴を取り入れた12弦または14弦のネックにする「ユニバーサル・チューニング」の支持者もいる。これはモーリス・アンダーソンによって開発され、後にラリー・ベルによって修正された。C6チューニングを半音下げてB6にすることで、E9チューニングとの多くの共通点が同じネックで実現され、E9 / B6チューニングと呼ばれている。
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