独立プロダクションとの提携とは? わかりやすく解説

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独立プロダクションとの提携

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:34 UTC 版)

マキノ・プロダクション」の記事における「独立プロダクションとの提携」の解説

同年6月牧野省三東亜キネマ退社した当時46歳牧野京都御室天授ヶ丘に設立したのが、この「マキノ・プロダクション」である。牧野建てたマキノ・プロダクション御室撮影所」を開所し、「等持院撮影所」は東亜キネマ明け渡した同年7月阪東妻三郎この機に東亜キネマ退社独立した 二川文太郎寿々喜多呂九平山上伊太郎ら、等持院撮影所の「マキノ派」従業員は、その多く同社設立参加したマキノ派が去った後、等持院撮影所長には東亜親会社八千代生命宣伝部長である小笹正人就任した等持院撮影所代理山根マキノ合流し東京ではこの動き呼応して高松が「タカマツ・アズマプロダクション」を設立吾嬬撮影所再稼働、これを「マキノ・プロダクション東京撮影所」とし、「マキノ東京派」を構成した直木三十五聯合芸術協会マキノ通じて劇界巨星続々銀幕登場させ、映画界一大波紋投じた。『ノンキナトウサン花見の巻』(畑中蓼坡監督)では喜劇最高峰曽我廼家五九郎一座、『日輪』(衣笠貞之助監督)では市川猿之助春秋座一棟梨園から抜いてセンセーショナルな話題呼んだ一方で第二新国劇若手起用原健作原健策)、室町二郎大河内傳次郎)を『弥陀ヶ原殺陣』(衣笠貞之助監督)でデビューさせた。 阪東妻三郎牧野省三バックアップを受け、阪東妻三郎プロダクション阪妻プロ)を設立牧野省三は、阪妻プロ提携関係を結び、牧野総指揮のもと第1作として、マキノ所属二川文太郎寿々喜多呂九平コンビによる『雄呂血』を奈良中川紫朗スタジオ中川映画製作所)で製作、しかしながら阪東妻三郎東亜キネマ契約残っており公開できないまま、続いて阪妻プロ第2作異人娘と武士』(監督・脚本井上金太郎)を高松経営する東京吾嬬撮影所で製作、いずれもマキノ・プロダクション配給し、『異人娘と武士』を同年9月25日、『雄呂血』を同年11月20日いずれも高松経営する浅草公園六区大東京皮切りに全国公開行った同年大阪青年歌舞伎から市川右一加入市川右太衛門と名を改め同年12月25日公開された『黒髪地獄 前後篇』(監督沼田紅緑)に主演して映画界デビュー以降マキノプロダクションは、右太衛門主演映画連打する阪妻プロ第3作『魔保露志』(監督志波西果)は同年12月31日公開されマキノ大正15年正月映画となった1926年大正15年1月3年前マキノ映画製作所ボイコット同様の独立プロダクション排斥運動メジャー4が行なうが、マキノはこれを打破した旧劇時代劇)、新劇現代劇)ともに増強時代劇には欠かせなかった「立ち回り」を排除した作品も製作、新し映画づくりに挑戦した。しかしこの直後阪妻プロ松竹キネマ契約を結び、マキノから離れて第4作発表した。 「阪東妻三郎プロダクション」、「タカマツ・アズマプロダクション」、および「中川映画製作所」を参照 同年脚本家山上伊太郎原作書いた『闇乃』(監督橋本佐一呂、脚本マキノ省三)、山上オリジナルシナリオによる『女怪』(監督金森万象)を世に問い後者によって鈴木澄子スターとなり、満18歳マキノ正博富沢進郎との共同名義初め監督した青い眼の人形』で、監督として自立した同年初めごろに松竹蒲田撮影所退社した勝見庸太郎が、マキノ監督昇進していた実弟勝見正義勧めにより勝見庸太郎プロダクション勝見プロ)を設立マキノ・プロダクションはこれと提携し同年11月14日勝見プロ第1作『恋の丸橋』(監督勝見黙笑)を配給し公開した。 「勝見庸太郎プロダクション」を参照 1927年昭和2年1月牧野省三超大作忠魂義烈 実録忠臣蔵』の製作を開始する同年5月名古屋現在の南区道徳新町道徳公園内)に「マキノ・プロダクション中部撮影所」を開所牧野省三長男子役出身映画監督マキノ正博が、わずか18歳で同撮影所長に就任した牧野省三は同撮影所に『忠魂義烈 実録忠臣蔵』の「松の廊下」のセットを建て、撮影とりかかる

※この「独立プロダクションとの提携」の解説は、「マキノ・プロダクション」の解説の一部です。
「独立プロダクションとの提携」を含む「マキノ・プロダクション」の記事については、「マキノ・プロダクション」の概要を参照ください。

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