犯罪被害者家族の会とは? わかりやすく解説

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犯罪被害者家族の会(ポエナ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 02:12 UTC 版)

池袋駅構内大学生殺人事件」の記事における「犯罪被害者家族の会(ポエナ)」の解説

この事件遺族である被害者父親は、事件発生から10年となる2006年、他の犯罪被害者遺族らに参加呼び掛け、「犯罪被害者家族の会 Poena(ポエナ)」(英語表記Association of Crime Victim's Families Poena)を発足させた。“ Poena”とは刑罰(罰を与え女神)を意味するラテン語である。 殺人事件など凶悪事件時効延長求め活動アメリカでは第一級殺人罪に公訴時効はない)や、犯人情報提供求めることなどが主な活動内容となっている。 2010年4月27日殺人罪強盗殺人罪の公訴時効廃止などが盛り込まれ刑事訴訟法並びに刑法改正案成立し即日施行された。この法改正施行時公訴時効迎えていない過去未解決事件にも適用されることとなったが、同会は他の犯罪被害者遺族団体である全国犯罪被害者の会あすの会)や殺人事件被害者遺族の会宙の会)の主張とは異なり、既に時効進行中事件対す時効延長廃止適用近代刑法原則である法の不遡及反す可能性があることから、公訴時効の廃止要望していたもの遡及適用については一貫して反対している(日本の刑法では遡及処罰の禁止(事後法禁止)によって法律遡求適用不可なので、公訴時効の廃止についても遡求適用できないという誤った見解もあったが、同改正憲法に反するものではないとの判断示された。(最一小判平成27年12月3日))。 この事件遺族である父親は、2012年度捜査特別報奨金制度における当事件の指定辞退している。さらに、2012年4月16日には警察庁訪れて捜査の終結要望している。理由について父親は、上述法の不遡及問題から「後から法律変えてよいことになれば、法を守る意識薄れてしまう。被害者感情が法を歪めてしまうことへの疑問もある」と述べている。

※この「犯罪被害者家族の会(ポエナ)」の解説は、「池袋駅構内大学生殺人事件」の解説の一部です。
「犯罪被害者家族の会(ポエナ)」を含む「池袋駅構内大学生殺人事件」の記事については、「池袋駅構内大学生殺人事件」の概要を参照ください。

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