演劇テレビ映画の俳優から成人映画の監督へとは? わかりやすく解説

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演劇・テレビ映画の俳優から成人映画の監督へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:38 UTC 版)

梅沢薫」の記事における「演劇・テレビ映画の俳優から成人映画の監督へ」の解説

1934年昭和9年9月10日新潟県高田市現在の同県上越市)に生まれる。 長じて東京移り早稲田大学進学したが、中途退学する。当初俳優志しており、日本文化協会NBK)という劇団所属、同劇団には野上正義1940年 - 2010年)らがいた。 満25歳のときの1960年昭和35年4月3日放映され連続テレビ映画海底人8823第14話怪光線』や、同年放映され連続テレビ映画『鉄人28号』等に出演した記録残っている。1963年昭和38年)にはタケダアワー隠密剣士』にも数回出演したが、同年、それらテレビ映画を手がけていた船床定男1932年 - 1972年)の紹介知り合った若松孝二1936年 - 2012年)の誘い受けて成人映画『悪のもだえ』のチーフ助監督務め同作同年12月31日劇場公開された。以降同作製作・配給した日本シネマで、若松の『赤い犯行』や『乾いた肌』、新藤孝衛監督の『思春前恐るべき女子学生』等のチーフ助監督務めた1965年昭和40年6月公開された『壁の中の秘事』(監督若松孝二、製作若松プロダクション配給関東ムービー配給社)のチーフ助監督の後、同年9月公開された『十代呻吟』(製作・配給国映)を監督し31歳映画作家としてデビューする。監督デビュー後にも若松の『欲望の血がしたたる』(1965年)のチーフ助監督務め向井寛監督の『悪僧』および『艶夢』(1966年)の助監督東本 薫の名で務めている。『日本映画発達史』の田中純一郎は、同書のなかで黎明期のおもな脚本家監督として、若松孝二高木丈夫本木荘二郎変名)、南部泰三小林悟新藤孝衛糸文弘小川欽也小森白山本晋也湯浅浪男宮口圭、藤田潤一小倉泰美浅野辰雄渡辺護片岡均水野洽変名)、福田晴一深田金之助の名を挙げているが、梅沢については言及されていない挙がっている名前はいずれ1965年以前デビュー監督なので、同年デビュー梅沢ぎりぎり漏れた可能性もある)。 1967年昭和42年3月14日公開された『素肌の罠』を東元 薫の名で監督して以降日映企画(のちの日映配給作品同名手がける1968年昭和43年2月公開された『性の配当』は日本シネマ製作・配給作品であるが、同作監督して以降日本シネマでは「梅沢薫」、日映企画では「東元薫」と棲み分けおこなった1969年昭和44年1月公開された『好色坊主四十八手斬り』(「東元薫名義)は、勝新太郎そっくりさんとして知られる酒巻輝男主演に『好色座頭市 四十八手斬り』として企画されたが、大映からのクレーム受けて改題した同作話題になったほか、1970年昭和45年5月公開された『濡れ牡丹 五悪暴行篇』では、日野洸こと大和屋竺脚本得て、港雄一、山本昌平津崎公平里見孝二、そして大和屋竺主演しており、元来の「強烈な作風」の延長線上において「悪と暴力エスカレート異常なまでのクールさと非情なタッチ追って梅沢実力不動のものとした」作品であると評価された。同年には「コソ泥と頭の弱い少女との交情微笑ましく、うら悲しく描いた」というメロドラマ好色泥棒日記』を発表している。

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