歌唱史とは? わかりやすく解説

歌唱史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 02:44 UTC 版)

阪神タイガースの歌」の記事における「歌唱史」の解説

前述通り1936年昭和11年)の中野忠晴による創唱吹き込んだSP盤一般流通しなかったため、1リーグ時代から2リーグ分裂後1960年代まで阪神ファンの間でもそれほど広く愛唱されていた訳ではなかった。 コロムビアでは1961年昭和36年)の球団名変更合わせて若山彰コロムビア合唱団による新録のカバー(PRE-1133)を製作し、このカバー盤甲子園球場での阪神戦開催時に演奏されるようになったが、朝日放送(ABC)アナウンサー中村鋭一球場通い詰めて歌を覚え1971年昭和46年以降プロ野球シーズン阪神公式戦勝利した翌朝ABCラジオ生ワイド番組おはようパーソナリティ中村鋭一です』で歌唱するようになった。同番組近畿広域圏で高い聴取率獲得したこと相まって1970年代半ばには多くファンから歌の存在認知されるようになり、この伝統は後継番組(『おはようパーソナリティ道上洋三です』→『おはようパーソナリティ小縣裕介です』『おはようパーソナリティ古川昌希です』)へ引き継がれている。広く知られる通称の「六甲おろし」も、中村歌い出し部分から考案したとされる1972年昭和47年)にはテイチクレコード中村歌唱によるカバー盤初回盤A-89、再発盤RS-96)を発売し1974年昭和49年)に10万上のヒット記録1991年平成3年)にはCDシングル(TEDA-15278)でも再発されている。 1980年昭和55年)にはビクター音楽産業(のちJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)が立川清登歌唱で“球団公認盤”と銘打って変イ長調小沢直与志の編曲によるシングル盤(17VP-2071)を発売し、このバージョン球場流されるようになった21年ぶりのリーグ優勝球団史上初の日本シリーズ制覇達成した1985年昭和60年)には関西のみならず全国的なフィーバー古関代表曲としても知れ渡るようになり、1992年平成4年)には「六甲おろし 阪神タイガースの歌」の表題シングルCD(VIDG-10007)として再発されてファンの間で“正調”の扱い受けてきたが、1999年平成11年)に廃盤となったその後ファン待望の声に応えて2005年平成17年)にビクターから期間限定発売されコンピレーション・アルバム大阪ソウルバラード2005』(VICL-61769)に収録され2015年平成27年)には立川ベスト盤愛唱歌をどうぞ』(VICL-70153)のボーナス・トラックとなっている。 球場立川の歌が使われなくなってからは、1992年平成4年)にコロムビア発売したCDアルバム『'92阪神タイガース選手応援歌ヒッティング・マーチ集』(COCA-10157)に収録され唐渡吉則歌唱バージョン代用された。行進曲風の調子和らげられ歌謡曲風(ト長調)にアレンジされていたが、毎日放送制作に関わっていたことから問題になり、球場では伴奏だけのものを使用することになった。なお、阪神甲子園球場では、球団マスコットであるトラッキーアニメーションとともに歌詞スコアボード映されるソフトバンク楽天ロッテ、および阪神を除くセ・リーグ5球団ビジターゲームにおいて7回攻撃前に流れる「六甲おろし」は、これまで通り前述の唐渡の歌唱バージョン流れている。 その一方で2020年令和2年2月14日から2週間限定公開されている阪神球団85周年記念の公式ドキュメンタリー映画阪神タイガース THE MOVIE猛虎神話集〜』(製作:『TIGERS THE MOVIE製作委員会配給KADOKAWA)では、2017年平成29年)に87歳永眠した中村生前歌唱したバージョン音源使われた。

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