欧米人の日記・記録とは? わかりやすく解説

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欧米人の日記・記録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 20:12 UTC 版)

南京事件論争」の記事における「欧米人の日記・記録」の解説

ジョン・ラーベ- 南京安全区国際委員会委員長日記日本語訳南京の真実」)。ジョン・ラーベ日本軍入城後は秩序安定する信じていたもの日本軍の行動裏切られる日記には、ラーベ等の安全区での活動日本側との折衝書かれており、同時に日本軍暴行不法殺人記録されている。一方で、在南京ドイツ大使館のシャルフェンベルク事務長のように、ラーベアメリカ肩入れしすぎ、中国側からの一方的情報聞いているだけという批判もある。 ミニー・ヴォートリン- 南京安全区国際委員会女性委員あり金女子大学内に女性かくまうなど救援し日記残したロバート・O・ウィルソン- 南京安全区国際委員会委員あり金大学付属病院鼓楼病院)の医師本人の手紙。 ジョージ・アシュモア・フィッチ - 南京安全区国際委員会メンバー本人の著書中国での八十年」。 ジェームズ・H・マッカラム- 南京安全区国際委員会委員宣教師あり金大学付属病院鼓楼病院)の事務管理総括医師ではない)。マッカラム1937年12月29日日記の以下の文章は、日本軍虐殺否定証拠として東京裁判提出された。1937年12月29日「(安全区入ってきた日本軍は)礼儀正しく、しかも尊敬して私ども処遇しくれました若干のたいへん愉快な日本兵いました。私は時々日本兵若干支那人助けたり、また遊ぶために、支那人赤子抱き上げているのを目撃しました」。なお同日日記に「私たちのことを丁重に扱ってくれる、たいへん気持のよい日本人もいることはいるが、他はおしなべて随分と残酷で、なぐったり、ぶったりするのを見ると恐ろしくなる」とも記載マッカラム日記には他にも日本側の食料提供などを好意的に書いた部分もあるが、12月30日1月7日日記には「きょう病院運ばれてきた男性内臓貫通されて腸が四フィートもとび出ていた。幸い彼は九死に一生得たボブ・ウィルソン引用注ロバート・O・ウィルソン医師のこと)がほぼ半日かけて傷を縫合した。夕食前に日本兵二人来て一二歳の少女黄色タクシー連れ去った。」「プライスの庭で、六ヵ月ぐらいの赤ん坊泣いていた。かたわら日本兵母親強姦している。兵士赤ん坊の口と鼻を押さえて窒息させてしまった。」という記載もある。 国民党監修南京安全区国際委員会記録集『Documents of the Nanking Safety Zone南京安全地帯記録)』-この記録翻訳した否定派冨澤繁信は、記録日本軍兵士所行とされる根拠がなく、むしろ日本軍兵士所行とされるべきものは少ないと推論し、しかも記録内容事実であっても大虐殺説の間違い証明する主張したハロルド・J・ティンパーリ-オーストラリア人記者マンチェスター・ガーディアン紙のハロルド・J・ティンパーリは、南京事件直前9月まで南京居て、他のジャーナリスト情報などを元に南京事件について1938年著作戦争とは何か」を出版した。この著作当時イギリスアメリカフランスコペンハーゲン中国日本刊行され英米だけで12出版され日本軍残虐行為について広く世界知らしめることとなり、戦後戦犯裁判にも影響与えた。この著作には、その内容信憑性議論がある#ティンパーリ著作におけるプロパガンダ疑惑

※この「欧米人の日記・記録」の解説は、「南京事件論争」の解説の一部です。
「欧米人の日記・記録」を含む「南京事件論争」の記事については、「南京事件論争」の概要を参照ください。

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