横須賀店→SAIKAYA YOKOSUKA SHOPPING PLAZA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:46 UTC 版)
「さいか屋」の記事における「横須賀店→SAIKAYA YOKOSUKA SHOPPING PLAZA」の解説
岡本傅兵衛が1872年(明治5年)10月に本町雑賀屋呉服店を開業したのをルーツとするかつての本店である。 1928年(昭和3年)10月3日、旧・大通り館の場所に木骨鉄筋コンクリート造3階建て約430坪の店舗が完成し、百貨店化して人気を集めた。 1966年(昭和41年)7月に株式会社雑賀屋の百貨店部門を分割して株式会社横須賀さいか屋を新たに設立し、同社が1969年(昭和44年)5月に川崎さいか屋の商号を株式会社さいか屋に変更した法人に9月に吸収合併され、その際に川崎店が本店となったため、当店は本店でなくなった。 1974年(昭和49年)4月に延べ床面積21,922m2で売場面積14,761m2に増床し、1990年(平成2年)3月に新館を開業して延べ床面積28,259m2で売場面積26,714m2に増床し、10月にレストラン街やホールなどの各種サービス施設の入った南館(延べ床面積7,906m2)を開業して3館体制に移行するなど規模拡大を重ねた。 3店舗の中で最も不振が深刻だったため、コストダウンのため2009年(平成21年)3月から閉店時刻を1時間繰り上げて17時半に変更するなどの対応を図っていたが、2009年(平成21年)8月中間決算の売上高が約88億円と前年同期比で約20%ほど減少するなど大きく落ち込んだ。 このため経営再建策の一環として、かつての本館だった大通り館を2010年(平成22年)5月11日に閉鎖して新館に売場の集約が図られ、同月から外商を大幅に縮小して代わりに外商顧客の来店を促すために6月9日に外商カードを持つ顧客向けのサロンを開設してコンシェルジュが店内での買い物をサポートする仕組みを導入するなどの規模の縮小を伴う更なるコストダウンの取組みが始まった。 その一方で「仕事帰りに立ち寄るには閉店が早すぎる」などの顧客の意見に配慮して、2010年(平成22年)3月3日から閉店時刻を30分繰り下げて19時に変更するなど集客力の強化も図っている。 再建策の一環として雑賀屋不動産が清算されることになったため、引き続き百貨店の営業を続ける新館と付属施設として使用し続ける南館・北館を同社から2010年(平成22年)2月25日に当社が取得して自社物件化している。 2011年(平成23年)5月27日に手芸洋品店ユザワヤを開店させるなどテナント導入による来店客増加と収益改善の両立を図る取組みも進められているほか、同月から横須賀店が地元の老人ホームと提携してホームが運行する送迎バスに駐車場を無償提供して老人ホーム入居者の定期的な来店を促す取組みも進められている。 2014年(平成26年)11月1日からは、横須賀市と三浦市の計14カ所を回る移動販売を開始し、高齢者を中心とする買い物難民への対応をするなど地域密着型の営業を強化している。 2021年(令和3年)2月21日をもって、横須賀店は閉店。さいか屋では横須賀市内にサテライト店舗を開設する予定だったが、横須賀店の建物を活用して営業をスリム化した新店舗「SAIKAYA YOKOSUKA SHOPPING PLAZA」を開設することになり、同年3月6日に開店した。
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