樂屋とは? わかりやすく解説

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がく‐や【楽屋】

読み方:がくや

劇場寄席などの舞台の裏にあって出演者出演支度をしたり休息したりする部屋

物事の裏内情内幕(うちまく)。楽屋裏

奈何(どう)だい、商人(あきんど)の—は驚いたもんだろう」〈魯庵社会百面相

雅楽で、楽人奏楽する所。


楽屋

作者皆川博子

収載図書旅芝居殺人事件
出版社文芸春秋
刊行年月1987.9
シリーズ名文春文庫


楽屋

作者高倉

収載図書セカンド・ヴァージン
出版社話の特集
刊行年月1994.8


楽屋

作者東郷隆

収載図書そは何者
出版社文芸春秋
刊行年月1997.5


楽屋

読み方:がくや

  1. 舞台裏総て包含した惣称。
  2. 出演者支度休憩をする部屋。昔四天王寺で、舞楽勤め楽人達が、装束音取(ねとり。奏楽前に予め楽器調子テストする)、化粧のため、或は休憩用いた部屋だから楽人部屋簡略にして呼んで楽屋。

分類 演劇芸能

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楽屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/27 14:42 UTC 版)

楽屋(がくや)とは、劇場テレビ局などに備えられた出演者のための控え室である。

概要

もともとは楽器を置いたりする場所、舞楽の演奏者が舞台の後ろの幕の内で演奏していた場所を「樂之屋」と呼んだのが楽屋の語源。劇場の外部から楽屋に繋がった出入り口を「楽屋口」という。

出演者はこの部屋で更衣・化粧・食事等をして自分の出番を待つ。室内の設備で最も重要なのは化粧のための鏡台であり、鏡の周囲を照明(電球)が取り囲んでいることが多い。その他全身を映せる鏡や、出番を確認するために舞台の状況を映すテレビモニターなどが用意されている。

商業演劇を興行する大劇場では、主役ほか主要な出演者が個別に使用するための「小部屋」と、端役やその他大勢の出演者のための「大部屋」があるのが普通だが、数百人規模の新劇主体の劇場では、中程度の部屋が並び、出演者は数人単位で楽屋を共用するのが普通である。テレビ局では出演者それぞれに個室が与えられることが多い。

劇場設計の面では、楽屋は重要なポイントとなるべきで、舞台に近い同一平面上(舞台までの間に階段などの段差がない)に配置されることが望ましいが、観客のための設備が優先されることが多く、理想的に配置された楽屋はむしろ少ない。

芸能界では一般的に、楽屋の位置や規模により出演者の「格付け」がなされると理解される。それは室内における上座・下座といった席次マナーに近い。舞台やスタジオ等により近い部屋、または個室でより大きな楽屋をあてがわれた出演者が「格上」であるとされる。いわゆる大物芸能人が複数出演する場合は、舞台やスタジオ等から遠い楽屋であっても大きさを大きくしたり、あるいはふだんは数人単位で共用する中規模の楽屋を個室として利用する等、簡易な改装が行われることもある。

関連項目

  • 落ち - 出演者や作者の周辺事情を題材にしたものを「楽屋落ち」と呼ぶ。

楽屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 10:15 UTC 版)

宝生九郎知栄」の記事における「楽屋」の解説

桜間弓川によると、宝生会では九郎は誰よりも早く楽屋に入り、そして万事指示出していたという。その指示は「一分スキもない」行き届いたものであった。また他流との共演においても、九郎が楽屋に入ると、私語はたちまち止み、皆が姿勢正して、その視線九郎集中したという。弓川九郎の死の直後は、九郎が楽屋にいないと思うと「能を舞つても、何だ張り合ひがなくて困りました」と語っている。

※この「楽屋」の解説は、「宝生九郎知栄」の解説の一部です。
「楽屋」を含む「宝生九郎知栄」の記事については、「宝生九郎知栄」の概要を参照ください。

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楽屋

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:29 UTC 版)

この単語漢字
がく
第二学年

第三学年
重箱読み

名詞

(がくや)

  1. 雅楽演奏する場所[1]
  2. 能楽芝居などで、舞台背後にある席。役者休息したり衣装着たりする所[1]
  3. 比喩的に内情内幕[1]

発音(?)

関連語

翻訳

語義2)


「楽屋」の例文・使い方・用例・文例

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