極真カラテ入門とは? わかりやすく解説

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極真カラテ入門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 04:55 UTC 版)

佐藤勝昭」の記事における「極真カラテ入門」の解説

周囲励ましもあり治療専念し怪我の方は順調に回復していったが、柔道失った勝昭は悶々とした日々過ごしていた。次兄龍夫サトウ防災設備株式会社代表)は極真会館空手道修行しており、1967年昭和42年10月10日初段黒帯)を允許されていた。佐藤それまで龍夫から空手の話を聞いていたが、柔道熱中しており全く興味を示さなかった。しかし柔道ができなくなったので空手自分の体でできるのか龍夫相談した龍夫は「柔道ほど肩や膝に負担かからないから、できるかもしれないと言い見学してきた感想を「空手大した事ない」と龍夫話した龍夫は「極真会館入門しなさい」と勧め直した入門した初日山崎照朝西田幸夫指導をした。両者には触れると切れそうな、凛呼とした雰囲気うかがわれる感じていた。稽古始まり、まごつきながらも一所懸命に突き蹴り出したもとより空手わからないのだが、山崎・西田の両者教えの上手さに感心した。かつて大成高校柔道コーチをしていた経験から教え難しさわかっていたからである。しかし彼らは教え方のツボ知っており、相手の悪い所を指摘し、少し手直しすると、その後動作素人目にも見違えるように良くなっている。教え方に迫力がある。 この時の両者態度指導内容がとても良かった事や、翌日稽古前に大山倍達からも呼ばれて直接激励された事から奮起し極真カラテ続けていく。佐藤当時では大柄な部類入り、しかも羽二重のように柔らかい身体持っていた事から、逸材として周囲から期待されていた。山崎照朝西田幸夫の姿が見えないと「ああ、今日山崎先輩西田先輩はいないのか」とひどく寂しく感じた稽古途中でひょっこり顔を出すような事があると、とたんにうれしく突き蹴りにいっそう熱が入ったあくまでも稽古自分のためにであって教える人次第で熱心さに差がでるのはおかしい事なのだが、そんな思いをさせるほと山崎西田には人間的魅力があった。山崎・西両者大い鍛えられもしたが、厳しさ中に愛情があり、暖かいものを感じていた。爾後、まずます山崎・西田を尊敬するようになり、普段歩き方話し方など、無意識に両者真似をしている自分発見する事もしばしばであった入門して3か月後、山崎照朝勧められ昇段昇級審査受けた勝昭は緑帯(四級)へ進級許されたが、同日付で俳優松田優作昇級しているのが極真会館機関誌記録されている。半年後には茶帯への昇級認められた。この頃極真会館は「黒帯允許される者は百人入門したうちから一人いるかどうか」と云われる修行厳しさだった。佐藤のようにいきなり昇級する例は稀で、過去・青・黄・緑の各帯を飛び越えて白帯から茶帯へ四階級特進した者は山崎西田幸夫のみだった。佐藤稽古熱心な上に、山崎一般稽古後にも勝昭に居残るよう言い置き、地下道場のサンドバッグ突き蹴り手取り足取り指導した事も大きかった同時期に岸信行白帯から茶帯飛び級したが、岸は他流経験していた。 組手時に龍夫教えでもあった「参りましたは言うな」を実践していたが、先輩中には組手時に稽古ではなく単なる弱い者いじめをしている者もいた。勝昭はこのような先輩には柔道養った闘争心でむしろ下がる事なく、接近戦になると投げ飛ばしたりしていた。実力で勝昭を抑えられない先輩は「あいつは生意気だ」と、木刀竹刀殴りかかってくる者もいた。居合わせた他の先輩止め入り大した事にはならなかったが、その後もたびたびこのようなことが起き、勝昭は道場へ通うのが嫌になっていた。また、仕事編集庶務整理部配属されていた勝昭は、正式な記者なりたい思い社内記者試験受けよう勉強始めていたが、もっと幅広い知識身につけるため、大学行こう考え1969年昭和44年)に中央大学経済学部第二部入学した。これらの理由徐々に勝昭は道場へ通う頻度減っていく。だが、空手好きだったので自主稽古続け同年初開催された第1回オープントーナメント全日本空手道選手権大会にも進行係として、山崎照朝キックボクシング試合セコンドとして協力をしていた。 それから暫くして取材後楽園ホール行った折、偶然大石代悟再会する大石から「いま、道場大山泰彦先輩がきている」と言われた。勝昭は他の先輩から泰彦の凄さを聞いていたので、尊敬していた。その先輩が道場復帰していると聞き翌日1年ぶりに本部道場行った自主稽古続けていたので、ブランク取り戻すのも短期間済み、勝昭は1970年昭和45年)の第2回全日本選手権参戦向けて道場稽古再開した

※この「極真カラテ入門」の解説は、「佐藤勝昭」の解説の一部です。
「極真カラテ入門」を含む「佐藤勝昭」の記事については、「佐藤勝昭」の概要を参照ください。

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