朝鮮戦争休戦以後とは? わかりやすく解説

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朝鮮戦争休戦以後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:23 UTC 版)

李承晩」の記事における「朝鮮戦争休戦以後」の解説

1954年10月14日には「韓国生徒達日本帝国主義侵略性とその韓国へ悪意教えるよう命令した。これは韓国経済独占を望む日本陰謀への対抗措置教師大学教授に命じて生徒激動させようとするもの」と発表させた 1954年当時憲法では、大統領の任期二期までで、三選は出来ないになっていた。しかし、生涯大統領を望む李承晩及び与党自由党は「初代大統領限って三選禁止規定撤廃する」という改憲案を提出した11月27日国会投票では、議員203人中賛成135票、反対60票、棄権7票、無効票1票という結果になった可決には議会3分の2に至る135.33票以上、つまり136票が必要だった。よってわずか1票届かず改憲案は否決されるはずだった。しかし、派の国会議長は、「135.33票とは社会通念上の概念である四捨五入用いれば135票であり、改憲必要な3分の2超えている」として改憲案の可決宣言した四捨五入改憲)。 1956年80歳を過ぎたが三選を狙った大統領選挙に際して民国党中心とする野党勢力は「やってられない、(政権を)変えてみよう」をスローガン統一戦線組み、「民主党」を結成した一方自由党は「替えても変わらにゃ、長老李大統領)がマシ」というスローガン対抗した民主党大統領候補申翼煕副大統領候補張勉自由党大統領候補李承晩副大統領候補李起鵬という布陣だった。 選挙直前5月5日民主党大統領候補申翼煕遊説向う途中列車の中で脳溢血倒れ急死するというトラブルがあり、民主党副大統領候補だけの選挙余儀なくされた。官憲介入もあり、選挙の結果李承晩大統領三選を果たしたが、副大統領李起鵬民主党張勉敗北大統領与党副大統領野党という一種ねじれ現象起きた1956年大韓民国大統領選挙参照)。 高齢李承晩万一事態起これば副大統領民主党張勉繰り上げて大統領になる上に、次の大統領選当選するかさえも怪しくなり自由党危機感抱いた同年9月28日には退役軍人による張勉副大統領暗殺未遂事件起こし1959年4月30日には張勉系の野党紙『京郷新聞』を廃刊処分させ、同年7月には前年進歩党事件逮捕した曺奉岩進歩党党首処刑するなど、徹底的な政敵潰し行った25歳年下フランチェスカ夫人との間に実子がいなかったため、遠縁にあたる側近副大統領候補でもあった李起鵬長男李康石(イ・ガンソク)を子に迎えた。康石は1957年ソウル大学校入学をするが、その入学特恵措置よるものであったことから騒動となった。しかし承晩の独裁下では批判出来ようもなく、案の定独裁者息子」はたびたび問題起こし朝鮮日報社『韓国現代史119事件』ではこう記されている。 「 1957年8月9月李承晩政権絶頂期李康石は街の無法者となり、警察官殴ったり、派出所器物壊して歩いても、誰も告発したり、処罰するものはいなかった。 」 この風潮便乗する格好で、1957年8月末に姜聖柄という22歳の男が康石になりすまし、「父から密命公務員の不正を調べている」と地方道知事警察署長などを騙し、厚い接待受けたり金品要求するという事件を起こした事件発覚後慶州知事の「貴いお方一人いらっしゃったのだから」という発言取り沙汰されかねてからの康石への無法への反感政権へ不満感から「貴いお方」という言い回し流行語となった1959年12月4日には、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)の南日外相呼び掛け応じた日本政府による在日朝鮮人北朝鮮への帰還事業阻止するために、李承晩政権密かに日本民団所属在日韓国人協力して、「北韓帰還阻止工作員」を送り込んで新潟日赤センター爆破未遂事件引き起こした

※この「朝鮮戦争休戦以後」の解説は、「李承晩」の解説の一部です。
「朝鮮戦争休戦以後」を含む「李承晩」の記事については、「李承晩」の概要を参照ください。

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