政治活動の本格化
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しかるに、2003年12月に複数の企業から大統領選挙資金を受け取った容疑で廉東淵と共に拘束起訴され、翌年2003年9月の控訴審で懲役1年を宣告される。ソウル拘置所に服役。出所後は大統領に迷惑をかけてはいけないと、盧武鉉政権の任期中は公職を遠慮する。 盧武鉉政府の成果が適切に評価されないことを残念に思い、2007年、政府を評価するフォーラムを発足させ、その常任執行委員長を務めた。翌年、金大中と盧武鉉二人の大統領の精神を継承すると公約して統合民主党の最高委員に選ばれると、さらに「地方自治実務研究所」を引き継ぐ「より良い民主主義研究所」の設立も主導した。 2010年6月2日に行われた第5回全国同時地方選挙では、激戦の末、自由先進党の朴商敦候補を2.4%の差で振りきり、忠清南道知事に当選した。民選では初めて改革性の強い民主党候補者が当選したことで、地域感情を打破したという評判と共に次期大統領候補に取りざたされるまでになった。安熙正率いる民選5期忠南道政は、危機をチャンスに変え、新しい未来を開くために努力してきた。彼のホームページによると、政策のビジョンが次のように記されている。 道庁移転事業を終了し、内浦新都市を建設 農漁村に希望を与えるための三農革新を推進 少子高齢化時代に備えた対策を拡大 首都圏規制緩和に対応して新均衡発展に対する案を設ける 産業・都市化に対応する社会・都市インフラを構築 社会の二極化と都内の不均衡発展の問題を解消するために努力 未来の地方自治の実現のための自治分権を推進 よい仕事と透明な道政を成しえる行政革新を推進 出典:“살아온 날들(生きてきた日々)”. 安熙正ホームページ. 2017年1月22日閲覧。 また、地方政府の有能なモデルを創ることを目標に施政をおこなっている。2014年忠清南道は「韓国マニフェスト実践本部」の「公約履行評価」で4年連続最優秀(SA)の評価を受け、安熙正は2013年の「『時事ジャーナル』の次世代リーダー100人」の政治分野で1位に選ばれた。 2014年6月4日に行われた第6回全国同時地方選挙では、セヌリ党の知事候補である鄭鎭碩(1960年生れ)を8%差で制し、再選に成功した。保守勢力の強い忠清南道で知事再選に成功した事で「忠清の期待主」「地域や理念を越えて拡張可能な政治家」という世間からの評価が強くなった。
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