打上げと運用
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打上げは当初2011年8月中旬に予定されていたが、実践11号04星を載せた長征2号Cロケットの打ち上げ失敗による影響で延期。原因を特定した後、9月18日に中星1号Aを載せた長征3号B打上げに成功、ロケット打上げを再開。 そして9月29日、酒泉衛星発射センターから長征2号FT1ロケットによる天宮1号打ち上げに成功。 2011年11月3日の早朝、ダミー人形やドイツとの共同実験装置などを搭載した、無人の神舟8号宇宙船とドッキングに成功。 これは、中国初の宇宙空間におけるドッキングで、その様子はテレビの他にインターネットやラジオなどで国内外に中継された。 2011年11月14日、いったん神舟8号を切り離し、難易度の高い太陽光に照らされた場所で2回目のドッキングを行った。 2011年11月16日に神舟8号と分離し、有人宇宙船神舟9号とのドッキングに備え長期管理段階に入った。 2012年6月18日14時14分 (CST)、有人宇宙船神舟9号との自動ドッキングに成功、中国はアメリカ、ロシアに次いで宇宙空間で有人宇宙船ドッキングを成功させた3番目の国となった。神舟9号に搭乗していた宇宙飛行士3名が乗り移り、6月29日まで滞在、将来の長期滞在に備え身体への影響などの医学的調査を行った。2012年6月24日、一度神舟9号と分離、非常事態に備えた手動ドッキングも成功。 有人宇宙船神舟10号とは、2013年6月13日に自動ドッキングに、23日には手動ドッキングに成功。神舟10号は26日に地球帰還、同船は天宮1号を訪れる最後の有人ミッションで、以後は後継機天宮2号に移行した。
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打上げと運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 07:17 UTC 版)
GOCEは、14時21分(UTC)にロシア北部のプレセツク宇宙基地から打上げられた。ロコットロケットは、戦略兵器削減条約で廃棄された大陸間弾道ミサイルSS-19を改良したものであった。GOCEは、軌道傾斜角96.70°、昇交点18:00の太陽同期軌道に投入され、295kmの地点でロケットから分離された。衛星の軌道はその後45日かけて予定された270kmの高度まで降下する。この間、衛星の電気推進システムが高度制御の信頼性をチェックする。 打上げは当初2009年3月16日に予定されていたが、発射台の不具合により延期された。翌3月17日の14時21分(GMT)に打ち上げが成功し、ロケットは衛星を積んで北極海上空を北方に飛行した。約90分後、衛星は軌道傾斜角96.7°、高度280kmの周極軌道に無事投入された。分離の直後、通信も正常に確立された。 2010年2月に衛星のコンピュータに故障が生じバックアップコンピュータに管制を切り替えたが、こちらも2010年7月に故障して観測データが送信不能となった。調査の結果、コンピュータとテレメトリモジュール間の通信リンクに問題点が見つかり、ソフトウェアのパッチ適用によって2010年9月には機能を復旧し観測を再開した。 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に際して、30分後の太平洋沖上空と55分後の欧州上空を通過中に、超低周波音の波面を観測し、『ジオフィジカル・リサーチ・レターズ』(英語版)に研究報告が掲載された。
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