成蹊気象観測所
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「成蹊中学校・高等学校」の記事における「成蹊気象観測所」の解説
成蹊学園は成蹊気象観測所を所有している。1924年、尋常科理科の教諭として赴任した加藤藤吉氏によって翌1925年に設立された。気象観測法に基づいた精密な気象観測を生徒らと進めたのが最初で、公式記録は1926年から出されている。戦時中に東京管区気象台から吉祥寺観測所の指定を受け1959年に正式な所有権が成蹊学園に移り、私立の気象観測所として設立された。この気象観測の精密さは、気象庁による観測と同程度であった。実に100年前(2022年現在)から高精度な観測が実現されていた訳である。観測記録をつけた野帳は1926年から存在し、観測開始から1日の欠測も無く記録が続けられている。現所長は宮下敦(成蹊大学教授、元成蹊中高教諭)である。 中学・高等学校中央館:中学校生徒ホール、高校食堂(300席)、コンピュータ教室A(50席)、コンピューター室B(40席)、視聴覚教室B、中学校図書室、高校図書室、分割教室(30名×4部屋)、会議室、事務室 理科館:物理・化学・生物・地学の各研究室、講義室、実験室あわせて11の教室、屋上には成蹊気象観測所と天文気象部(高校)が使用する天文観測ドームがある。 造形館:金工室、木工室、美術室、工芸室がある。 特別教室棟:大教室、調理室、被服室、和室、書道室、音楽室(2部屋)、第二視聴覚室、共同研究室がある。 中学校ホームルーム棟(2007年7月竣工) 高校ホームルーム棟(2008年12月竣工):設計は三菱地所、建設は大林組による 中高テニスコート(5面・全面人工芝) 中高グラウンド バスケットボール・バレーボールコートなど(3面・屋外) 中高体育館2棟:第1体育館(中学)、第2体育館(高校) 中高部室棟2棟(中高各1棟) ※この他に、学校行事や体育の授業では成蹊大学の施設を通年利用する。(以下参照) けやきグラウンド(400m競技場)陸上競技、ラグビー、サッカーの公式試合が可能で、約1200名収容可能な観客席がある。2009年春から創立100周年記念事業(環境整備事業)として、インフィールドの人工芝化、トラックのウレタン舗装、照明施設の増設とスタンドの改修・増設工事をして、2009年12月に竣工した。授業のほか部活動や試合、四大戦などで使用されている。2009年の改修工事では、日本陸上競技連盟公認に準拠して、砲丸投げ・走り幅跳び・走り高跳び・棒高跳びなどのエリアが整備された(公認は取得していない)。インフィールドは、ラグビー・サッカーの公式戦ができるよう、公認規則に適合した縦100m・横69mとし、ロングパイル人工芝(フィールドターフ)を敷設した。 大学サッカー場・ハンドボールコート(全面人工芝) 野球場 北プール(屋外) 南プール(屋外) テニスコート(9面・全面人工芝) ただし上記以外の、成蹊小学校が利用する屋内プール、成蹊大学が有する馬術場・北体育館・小体育館に関しては中高の授業では原則利用しない。
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