の‐ちょう〔‐チヤウ〕【野帳】
や‐ちょう〔‐チヤウ〕【野帳】
野帳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/11 15:09 UTC 版)
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野帳(やちょう、field books)とは、野外での記入を想定した、縦長で硬い表紙のついた手帳(ノート)のこと。雨天に備えて防水加工が施された表紙、ビニールカバーの付いたものなどもある。手帳をフィールドノートということもある。
土木・林業業務、様々な研究、あるいは趣味目的で、野外で調査を行う際に、観察・測量・測定した結果を記録する目的で使用される(例:地質調査、野鳥観察など)。目的の用途に合わせて縦横の罫線が引かれていたり無地だったりする。
野外調査の記録(をまとめたもの)についての詳細説明は、フィールドノートの記事を参照。(英語で「fieldnotes」という場合は調査記録の意味)。
用途
地質学においてフィールドノートは、主に野外調査での露頭のスケッチで使用される[1]。この他、観察記録のメモや簡素なルートマップの作成、走向板の代用として用いられることもある[1][2]。
人文地理学の野外調査では、景観観察や聞き取り調査の記録目的でフィールドノートが用いられる[3]。ノートの形式や取り方は人それぞれである[4]が、使い方の例が月刊「地理」の特集で紹介されている(第25巻5号(1980年)[5]、第32巻8号(1987年)[5][3]、第60巻9号(2015年)[6]など)。調査時にはまず調査年月日・場所(移動する場合は時刻も)などの明記が必要である[6]。また、記録時には余白を十分にとること[6]、紛失時に備えノートの所有者の住所・氏名の明記も推奨されている[7]。
製品
また、携帯機器を使った「電子野帳」やスマートフォン用のアプリ(eYACHOなど)もある。紙の野帳と同様の情報をデータベース化するためのパソコン用ソフトウェアもある。
脚注
参考文献
- 中村和郎 著「地理学の野外観察」、中村和郎・高橋伸夫 編『地理学への招待』古今書院〈地理学講座〉、1988年。ISBN 978-4-7722-1227-4。
- 山下清海 著「地域調査法」、村山祐司 編『地域研究』朝倉書店〈シリーズ人文地理学〉、2003年。 ISBN 4-254-16712-1。
- 天野一男・秋山雅彦 著、日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会 編『フィールドジオロジー入門』共立出版〈フィールドジオロジー〉、2004年。 ISBN 4-320-04681-1。
- 久田健一郎 著「地質調査」、上野健一・久田健一郎 編『地球学調査・解析の基礎』古今書院〈地球学シリーズ〉、2011年。 ISBN 978-4-7722-5254-6。
- 野間晴雄・香川貴志・土平博・山田周二・河角龍典・小原丈明 編『ジオ・パルNEO 地理学・地域調査便利帖』(2版)海青社、2017年。 ISBN 978-4-86099-315-3。
関連項目
外部リンク
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野帳
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フィールドワークや工事現場など野外で、必要なデータを書き込むのに便利なノート。手簿、フィールドノートともいう。
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