性加害疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 03:32 UTC 版)
2022年3月31日号の週刊文春にて、木下ほうかの「性加害」を2人の女優が告発した。1人目は演技指導の名目で木下の家に呼ばれ最初は台本読みしていたが最終的には性行為を求められ、応じざるを得なかったと語った。2人目は木下から無理やりキスされそうになり、それを拒んだら後日「期待してこれから育ててあげようとしたのに残念。これぐらいの根性なのですね」とメールが届き、最終的には木下の自宅で性行為に至ったという。また木下は20代の女優ばかりを狙っては性行為を迫ったり「ほうか牧場」と称して女性を飼っていると吹聴していた。 性加害疑惑報道後、2019年に木下を初代アンバサダーに任命した公共財団法人 日本骨髄バンクが木下のインタビューページ等を削除した。同法人の広報担当者はマスメディアに対し、所属事務所に事実関係の確認を試みたものの、連絡が取れなかったために公開を中止したとコメントした。 2022年3月28日、週刊文春報道に対し、Twitterで謝罪文を掲載した。謝罪文には、謝罪が遅れたことに関して事務所と協議していたため遅れたと理由を説明。報道内容については、一部事実と異なる点があること、10年程度前のことで記憶にないこともあるが、概ね間違っていないと認めた。週刊誌からの質問については、断られた女性に対して関係を持ったことや、薬物を使っての関係を持った記憶はないと回答。 性加害疑惑報道で、4月5日からスタートするNHK総合の連続ドラマ『正直不動産』を降板することなり、NHK側は、収録済みの場面について、編集でカット作業に追われることとなったほか、所属事務所からマネジメント契約を解消され、無期限活動休止を発表した。一方、WOWOWで放送予定のドラマ2作品については「現段階で出演予定に変更はありません」と予定通り放送する方針を示した。 2022年3月29日、新たな性加害疑惑が掲載。元文春記者でジャーナリストの中村竜太郎が芸能プロ社長へ取材したところによると、約4年前に自社の若手女優が木下に誘われて性被害にあったと話した。被害女優は、強いお酒をたくさん飲まされ泥酔させられ狙われたという。社長が心配し訴え出ようと助言したが、被害女優は今後枕営業などと噂される可能性が高く、女優を続けたい意思があったので泣く泣く泣き寝入りを選択したという。 2022年4月7日号の週刊文春では、性加害疑惑の第2弾が掲載された。新たに3人の女優が被害を告発。3人のうち1人の女優は、2010年5月に木下が臨時講師を務めていたワークショップに参加して出会い交流をもった。あるとき2人で居酒屋で飲んだ帰りに、木下の自宅に連れ込まれ無理やり関係を迫られたという。怖くなりトイレに駆け込んで泣いていたが、木下の自宅なので逃げ道がなく最終的には無理やりさせられたと、言葉を詰まらせながら話した。 2022年4月11日の週刊女性PRIMEでは、芸能活動をしていた女性が7年前に木下から性加害にあったと告発。強姦されたことについて誠意ある対応を期待したが程遠かったため、強姦されたことを知人に相談すると告げると態度を一変させ「今回は、本当にごめんなさい」等の謝罪があったという。被害女性側は不信感があったので、弁護士に相談し木下が所属していた事務所宛で損害賠償を請求したところ木下の代理人から、合意の上であることを理由として損害賠償請求応じられないと返答の通知書が届いた。その後、被害女性は弁護士と共に告訴状を作成し強姦罪での刑事告訴に踏み切ったが、証拠不十分であるとして告訴状は受理されず捜査してもらえず告訴状は取り下げていないものの泣き寝入り状態だという。現在、被害女性は外傷後ストレス障害で苦しんでいる。
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