性別違和症候群としての異性装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 13:33 UTC 版)
「異性装」の記事における「性別違和症候群としての異性装」の解説
性別違和症候群は広い概念であるが、その中にも異性装に関連する分類がなされる。性別違和症候群に分類される広義の性同一性障害(GID)には、両性役割服装倒錯症(英語版)が部分的に含まれる。これを「dr-TV」という。またGIDには含まれないが、なお性別違和症候群に含有されるものをフェティシズム服装倒錯症といい、これを「f-TV」という。両者とも異性装を行うが、両性役割服装倒錯症(英語版)は、性的興奮を伴わずに自己の生物学的性とは反対の性別の服装を身につけることで、異性の一員であるという一時的な体験を享受するために、社会的に反対の性役割に同化するものに対し、フェティシズム服装倒錯症は自己の生物学的性とは反対の性別の服装を着用することによって性的興奮を得るものと区別される。 変身願望を実現するための手段としての異性装は、性同一性障害とは異なる。
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