形質・特性との相関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 04:30 UTC 版)
指比が健康や行動、後の人生におけるセクシャリティと相関すると指摘する論者もいる。以下は指比の高さと相関することが実証・示唆されているいくつかの形質・特性のリストである(全ての特性を網羅しているわけではない)。 指比・小 指比・大 生理学・病気 前立腺癌・前立腺の病気リスクの増加(男性) 胎児の子宮内発育の遅滞 繁殖成功率の増加(男性) 筋萎縮性脊髄側索硬化症(ALS)の患者(男性) 月経前症状が重くなる(女性) 月経異常の増加(女性) わずかに陰茎が長い(男性) 精子数の低下(男性) 心臓病リスクの増加(男性) 肥満・メタボリック症候群リスクの増加(男性) 前立腺癌リスクの減少 出生時サイズの減少(男性) WHR比の減少(女性) 皮下脂肪厚の増加(女性) 体脂肪分布の増加(女性) 体重・BMIの増加(女性) 乳房の肥大(女性) 繁殖成功率の増加(女性) 精神障害 ADHD比率の増加(男性) アスペルガー症候群およびその他の自閉症スペクトラム障害の比率の増加(指比を全人口と比較した場合) 拒食症リスクの増加(女性) 精神病質の増加(男性) アルコール依存症比率の増加および飲酒頻度・摂取量の増大 うつ病リスクの増加(男性) 統合失調症比率の増加 精神病質の増加(女性) アルコール依存症リスクの減少 テレビゲーム中毒リスクの減少 不安障害傾向(男性) 過食症リスクの増加(女性) ニコチン(タバコ)の摂取量の増大 身体的・競争的行動 スポーツでの攻撃的行動の増加 大相撲力士の番付と幕内生涯勝率の上昇 握力がより強い傾向(男子) スポーツの成績の低下 金融取引能力の低下 右手の器用さ(未確定) 認知・人格 自己主張性(女性) 精神病傾向(女性) 攻撃性(男性・女子) 多動性・社会的認知機能の低下(女子) 男性的な筆跡(女性) 顔の知覚的支配性・男性性(男性) オーケストラにおける成績・才能(男性) 学業成績(右手の指比) 感情移入の減少(男性;成人のテストステロンレベルに呼応する) 誘発されない攻撃傾向の増加 高リスクな行動の増加(男性) 規範的行動の嗜好 芸術家は指比が低い傾向 子供は読解力に比べ計算力に長ける 思春期以後の犯罪加害比率 社会情緒的スキルの欠乏 行動障害(男子) ウエストが細く巨乳の女性との交際率が高い(男性) 社会的支配性のあるフェミニスト活動家(女性) 理系である傾向 性格形質の女性化 開放的な性格 親に対する愛着点数が高い(女性) 異性と長い親密関係(女性) 生理周期で男性的な顔への選好変化がない(女性) 超常的・迷信的な盲信(男性) 試験における好成績(男性) 神経症傾向(右手は両性、左手は女性にのみ当てはまる) オーケストラにおける成績(女性・左手の指比;成人のテストステロンレベルに呼応) 高い発話流暢性 高い視覚記憶能力(女性) 子供は計算力に比べ読解力に長ける 学童期に遊びのスコアが女児傾向を示す(男児) 文系である傾向 指比と数学的能力の間には逆U字型の関係がある(指比が高い・低い被験者は数学の成績が低く、中間的な者の成績が最も高い) マネジメント リーダーシップ 創造性
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