常連の人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 16:58 UTC 版)
五代院伸(ごだいいん しん) 「倫満堂」に薬の補充などにやってくる芳伝薬品という製薬会社の営業マン。 見かけはメガネをかけた好青年といったところで、以前はパヒューマー(調香師)をしていた。 阿蘇子に対しては当初から好意を持っていたようで、自宅の風呂場に阿蘇子が使っているものと同じリンスを置いており、それで阿蘇子のことを想って自慰をしていた。 嗅覚が並外れて優れており、あらゆる匂いを嗅ぎ分けることができる。そして匂いフェチでもある。そのため、風邪をひいて鼻が詰まったときには、苦悶していた。また、後に花粉症にかかったときには、「不治の病」、「死の世界」と言って錯乱していた。 阿蘇子が客への対応に困っていると、突然現れ、助言をする。 阿蘇子との仲が深まりつつも、なかなか一線を越えるに至らず、長い間安定した関係を保っていたが、前述の通り終盤に転勤がきっかけとなり、阿蘇子にプロポーズし、結ばれる。 高満ミチカ(たかま みちか) 自称龍樹の彼女。ショートカットのボサ頭で、語尾に「~ッス」と付けてしゃべる。 1巻P74でアソコの色素沈着のことで相談に来た客として初登場。そのあと龍樹にナンパされ初体験をすませた(その時点で処女だった)ことにより、以後龍樹にベッタリとなる。 龍樹に対しては、一途に惚れている一方で、龍樹が他の女と関係していた話を聞くと(それが過去のことでも)深く嫉妬する。しかし、物語終盤では、「龍樹さんの過去の女たちは、今の私たちの愛を育てるコヤシ」と柔軟な態度をとっていた。 龍樹とつきあい始めた当初から将来の結婚を目論んでいたようで、阿蘇子のことを「お義姉さん」と呼び、ゆくゆくは「倫満堂」で働くことを明言していた。 龍樹がミチカから逃げていたときに、「倫満堂」でアルバイトをし、その後は時々臨時店員を務めたりもする。また、「倫満堂」に来た客からの相談に関して、意見を求めて呼ばれることもある。 阿蘇子たちが客への対応に苦慮していると、突然現れ、「そんなの簡単ッスよ~」と言って、さして解決にもならない解決策を言ったりする。 龍樹と関係するまでは処女だったが、(それ以前からエロ本やエロ小説などで一通りの知識はあったが)そうとは思えないほど性に関する造詣の深さがある。Hのことを話すときは、臆面もなくそのものズバリの表現をして阿蘇子を赤面させる。 前述の通り、終盤に龍樹と結婚する。 万寺るみ子(まんじ るみこ)(「留美子」と表記する場合もある) 「倫満堂」の近所にある「スイートベリー」というアダルトショップの店長。 オープン時は阿蘇子たちに対して対抗意識を持っていたが、龍樹に店の経営の欠点などを指摘してもらったことにより、以後は協力関係となる(その際、龍樹とセフレになる)。 「倫満堂」で阿蘇子たちが客と相談しているときに突如現れ、「話はすべて聞かせてもらったわ!」と言って、自らが開発したアダルトグッズを取り出し試用させたり、聞いた話をヒントにして新たなアダルトグッズを開発したりする。また、彼女も客へのアドバイスのため呼ばれることがある。 龍樹とはセフレの関係であり、割り切ったつきあいなのかと思いきや、3巻P66~68では、龍樹の他の女性関係に対して嫉妬する一面も見せていた。 「アソコのプロジェクト」の登場人物欄も参照。 寺尾さん(てらお‐) 女装男。下の名前は不明。フラワーアレンジメントの講師をしている。 かなりの美貌で、女言葉で話すため、教えられなければ男と見抜けない。本人曰く、女装をしていてもゲイではなくヘテロであるとのこと。しかし、その言動からときどき「本当にヘテロなのか?」と訝しがられることもある。 ゆかりの彼氏であり、1巻P20で彼女との性行為についての相談で「倫満堂」を訪れ、以後常連となる。 ゆかりに対してはいわゆる受身の立場で接しており、また、自分のことを知らない人(女だと思っている人)に対しては気立て良く振舞っているが、事情を知る人に対してはやや砕けた性格となる。『アソコのプロジェクト』に登場したときには、それにやや拍車がかかった態度が見てとれる。 彼もまた、「倫満堂」に来た客へのアドバイスのため、現れたり呼ばれたりする(その際、本人曰く「女のからだには、女以上にくわしいわよ」と告げる)。 彼女のゆかりと幾日かの交際を経て、子供ができたのを機に結婚をする。4巻P91で「カシス」という名の女の子をもうける。 ゆかり 寺尾さんの彼女。結婚前の氏は不明。ボーイッシュな顔立ちと強靭な身体(ジムで鍛えているとのこと)の持ち主で、男まさりの性格。花屋の店員。 もともとはレズビアンで、寺尾が好みのタイプだったので(男だとは知らずに)接触してきた。その後仲が深まり、いざベッドインとなった際に初めて男だと知るが、(多少の驚愕はあったものの)あらためて寺尾を受け入れた。 一回の食事でどんぶり3杯分を食べるが、激しい運動にも似たSEXで体型を維持している。 上述の通り、寺尾と結婚し(寺尾姓を名のる)、出産する。
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