将軍継嗣問題・安政の大獄とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 将軍継嗣問題・安政の大獄の意味・解説 

将軍継嗣問題・安政の大獄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 03:12 UTC 版)

山内容堂」の記事における「将軍継嗣問題・安政の大獄」の解説

豊信は福井藩主・松平春嶽宇和島藩主・伊達宗城薩摩藩主・島津斉彬とも交流持ち幕末の四賢侯称された。彼らは幕政にも積極的に口を挟み老中阿部正弘幕政改革訴えた阿部正弘死去後大老就いた井伊直弼将軍継嗣問題真っ向から対立した13代将軍・徳川家定病弱嗣子無かったため、容堂ほか四賢侯水戸藩主徳川斉昭らは次期将軍一橋慶喜推していた。一方井伊紀州藩主徳川慶福推した井伊大老地位利用し政敵排除したいわゆる安政の大獄である。結局慶福14代将軍・家茂となることに決まった。容堂はこれに憤慨し安政6年1859年2月隠居願い幕府提出したこの年10月には斉昭・春嶽・宗城らと共に幕府より謹慎の命が下った

※この「将軍継嗣問題・安政の大獄」の解説は、「山内容堂」の解説の一部です。
「将軍継嗣問題・安政の大獄」を含む「山内容堂」の記事については、「山内容堂」の概要を参照ください。


将軍継嗣問題 - 安政の大獄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 01:03 UTC 版)

安島帯刀」の記事における「将軍継嗣問題 - 安政の大獄」の解説

実兄戸田忠太夫藤田東湖安政の大地震により亡くなったため、安政5年1858年7月、斉昭の命により水戸藩家老に任ぜられる(水戸藩執政記されることも多い)。また、家老昇進にあたって身分相応し名として朝廷正式な官職に次ぐ由緒のある百官名帯刀称する様になった。 就任前後は13代将軍・徳川家定後継巡って井伊直弼松平頼胤高松藩主)といった譜代大名家門門閥層が徳川嫡流に近い紀州藩主徳川慶福(後の徳川家茂)を擁立して南紀派形成し、かたや徳川斉昭中心に親藩にて家門筆頭たる福井藩松平春嶽雄藩当主である薩摩藩島津斉彬土佐藩山内容堂宇和島藩伊達宗城などの幕末の四賢侯英邁聞こえる斉昭の七男・一橋慶喜奉じて一橋派形成して対抗していた時であった帯刀主君・斉昭の実子である慶喜将軍とすべく奔走した帯刀一橋家臣の平岡円四郎福井藩士の中根雪江橋本左内儒者梅田雲浜公家家臣飯泉喜内五摂家筆頭近衛家老女村岡水戸徳川家縁戚にあたる鷹司家三条家その他に薩摩藩士の西郷隆盛にも通じた帯刀自身黒船来航など西欧列強脅威ふりかかる国難対処し得る将軍として慶喜期待をしており、慶喜のことを「徳川流れ清ましめん御仁」と評している。 こうしたことから、帯刀水戸藩内に留まらず幕府守旧派からも憎まれる存在となっていった。その様な折に朝廷水戸藩幕府への尊皇攘夷促す様に命じた戊午の密勅関与した疑われ幕府評定所より召還され三田藩上屋敷軟禁されることとなった水戸藩主徳川慶篤御三家家老幕府囚われるなど前代未聞ですぐに解放する様に要請したが、適わなかった。幕府尋問により、帯刀無罪とされたものの、大老井伊直弼より再審議を命じられ、さらに無罪とされる井伊自ら帯刀切腹命ずることとなった。『水戸藩史料』に曰く「信立の審を受く挙止重言句もせず罪を一身に受け義によりて屈せず幕府有司も皆其の器識徳量に感称し其の死を惜しまざるはなし」と伝えている。 安政6年1859年8月27日駒込三田藩邸において切腹享年49遺体は甥の水戸藩家老戸田銀次郎宅に収容され遺族引き渡された。墓所茨城県水戸市酒門町酒門共有墓地墓石には「帶刀安島府君墓」と刻まれている。その後文久2年(1863年)11月28日帯刀の罪は勅命以って無効とされ、その名誉を回復している。 維新後明治12年1879年)、靖国神社奉祀されている。明治24年1891年)、正四位贈位された。

※この「将軍継嗣問題 - 安政の大獄」の解説は、「安島帯刀」の解説の一部です。
「将軍継嗣問題 - 安政の大獄」を含む「安島帯刀」の記事については、「安島帯刀」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「将軍継嗣問題・安政の大獄」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「将軍継嗣問題・安政の大獄」の関連用語

将軍継嗣問題・安政の大獄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



将軍継嗣問題・安政の大獄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの山内容堂 (改訂履歴)、安島帯刀 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS