大樹の村の外部の神代竜族およびその従者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 18:34 UTC 版)
「異世界のんびり農家」の記事における「大樹の村の外部の神代竜族およびその従者」の解説
ドース【Dors】 竜族の族長。「竜王(エンペラードラゴン)」の異名を持つ。人間の姿はダンディな中年男性。ふだんは北の大陸に住んでいる。先々代の魔王を引退に追い込んだ過去を持つ。交戦的な一面があり、ガルガルドやギラルと戦いたがることもある。 ライメイレン ドースの妻。「台風竜(ハリケーンドラゴン)」の異名を持つ。人間の姿は優しそうな中年女性だが、性格はドースよりも凶暴だとされている。ふだんは南の大陸に住んでいる。1体でも山を崩せる力を持つ分身を最大16体まで作り出せる。孫のヒイチロウが産まれて以降は彼を溺愛している。 ドライム ドースとライメイレンの長男(第3子)。死の森の魔物の南下を防ぐ役目を担っているため、「門番竜(ゲートドラゴン)」の異名を持つ。鉄の森のワイバーンを撃墜したヒラクとの敵対を避けるために、グッチの助言で6年目に大樹の村を訪れ友好を結んだ。竜の姿は全長30mで、人間の姿は気弱そうな長身の中年男性。その外見通り、初対面の相手との会話を苦手としている。 村の料理と酒をいたく気に入っており、初来村時に移住を宣言したほどであるが、門番竜としての仕事を村で行うと迷惑になるとグッチに指摘されたため、移住は渋々諦めている。足しげく村を訪れては飲食しつつヒラクに対して愚痴をこぼすため、彼からは「居酒屋と勘違いしていないか?」と呆れられているが、来訪の度に飲食分を大きく上回る価値の手土産を渡している。あまりに来村頻度が高い上に来村時には必ず1泊するため、村内には大きな別荘が1軒用意されている。ラスティの移住以降は娘の顔を見ることを口実にさらに来村頻度が上がったが、ハクレンの移住後は大きく下がった。ラスティが子供を産んで以降はそれなりの頻度で来村している。 グラッファルーン ドライムの妻。竜の姿は白くドライムより少し大柄で、人間の姿は金髪の美女。「白竜姫(ホワイトドラゴン)」の異名を持つ。7年目に大樹の村を襲撃したラスティを撃墜しようとしたヒラクを止めようと殺気を放っていたため彼に槍で撃墜されかけるが、旧友だったザブトンの裏からの援助とグッチの介入によりことなきを得た。 結婚前にはドライムによくちょっかいを出しており、彼の姉であるハクレンに何度も追い払われていた。その時の恨みは結婚後の現在も忘れておらず、第2回武闘会の模範試合でハクレンと対戦した時は激闘を演じた。 グッチ ドライムの従者である、古の悪魔族の男性。ドライムにとっては知恵袋のような存在。名前は魔王国でポピュラーな童話の悪役のそれと同じである。 スイレン ドースとライメイレンの次女(第2子)で、ドライムの次姉。「魔竜(スペルドラゴン)」の異名を持つ。人間の姿はキツそうな目をした女性。 マークスベルガーク スイレンの夫。愛称は「マーク」。「悪竜(イヴィルドラゴン)」の異名を持つ。人間の姿は強面でマッチョな男性。西方の人間の国を縄張りにしている。ヴァルグライフには自身の誕生時に世話になったらしく、彼の頼みは断れない。 ヘルゼルナーク マークとスイレンの娘。愛称は「ヘルゼ」。「暴竜(ラースドラゴン)」の異名を持つ。人間の姿はラスティよりも幼い、角と尻尾が生えた少女。 セキレン ドースとライメイレンの三女で、ドライムの妹。炎竜族を従えているため、「火炎竜(ファイアードラゴン)」の異名を持つ。人間の姿はゴージャスな巻き髪の女性。クォルンとの結婚話をまとめてもらうべく、弟のドマイムに続き大樹の村を訪れ、ヒラクの助言を求めた。 ドマイム ドースとライメイレンの次男で、ドライムの弟。人間の姿は美青年。顔を合わせると苛められていたために苦手としているクォンとの結婚を強要され、8年目の冬に大樹の村に逃げ込む。これにはクォンからのアプローチのみならず、クォルンとの結婚を目論む姉のセキレンからの強い圧力もあった。その後、ヒラクの提案で相手に要求したい事項を書いた紙をクォンと見せ合ったことで吹っ切れた。 ギラル 「暗黒竜(ダークドラゴン)」の異名を持つ竜。名前は襲名したもので、本人は7代目。人間の姿は渋い雰囲気の中年男性で、声も渋い。グラッファルーンは姪(兄の娘)にあたる。ドースの永遠のライバルで、竜王である彼に従わない派閥の筆頭だったが、9年目の冬に突如彼に謝罪を行った。ヒラクとは、10年目に娘のグラルの付き添いで大樹の村を訪れた際に知り合った。娘のグラルを溺愛しており、彼女が村の住人になってからは度々村に遊びに来ている。 クォライン ライメイレンの弟。ドースとギラルの一族に次いで有力な竜の一族の代表だが、実力は鉄の森のワイバーンよりも劣る。クォンとクォルンをドースの一族に送り込んだ。 クォン クォラインの娘。人間の姿はドレスを着た、長い黒髪の女性。ドマイムに結婚を迫り、彼が大樹の村へ逃亡する原因を作った。本人はドマイムが望む通りの妻になろうと決めていたほど彼に惚れていたが、言動などから苦手意識を持たれていた。お互いの本音を伝えて以降は良好な関係を築いている。 クォルン クォラインの息子で、クォンの弟。セキレンの夫(8年目時点では夫候補)。
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