大戦の概略とその結果とは? わかりやすく解説

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大戦の概略とその結果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 07:38 UTC 版)

近代から現代にかけての世界の一体化」の記事における「大戦の概略とその結果」の解説

詳細は「第二次世界大戦」を参照 1938年3月ドイツ民族統合唱えるナチスアンシュルス断行しオーストリア併合し同年9月には、ドイツ人多く住むチェコスロヴァキアズデーテン地方割譲要求したイギリスネヴィル・チェンバレン首相宥和政策による解決をはかり、ミュンヘン会談英独仏伊の4国首脳会談)をひらいてチェコスロヴァキア代表が不参加のままズデーテンドイツ割譲認めた。しかし、ヒトラーはこれに満足せず翌年チェコスロヴァキア解体ボヘミアモラヴィア保護領に、スロヴァキア保護国にした。さらにポーランドにもダンツィヒグダニスク)の返還などを要求した英仏両国宥和政策限界悟り軍備拡張急いでポーランドギリシア安全保障約束した英仏ソ連とも軍事同盟交渉にはいったが、スターリンナチス・ドイツとの提携転じて1939年8月末に独ソ不可侵条約結んで世界衝撃与えた9月1日、これに力を得たドイツポーランド侵攻開始英仏がただちにドイツ宣戦し第二次世界大戦はじまった開戦後すぐに、ドイツ軍ポーランド壊滅させ、ソ連とともに分割するなど東部戦線はこの2か国が圧勝した一方西部戦線では、1940年4月ドイツデンマークノルウェー攻撃したことで英仏軍が動き始めた同年6月にはドイツパリ占拠してフランス降伏し、その直前にはイタリアドイツ側立って参戦した中部フランスにはヴィシー政権成立した北部フランス占領したドイツは、イギリス本土空爆しイギリス上陸作戦立てたが、バトル・オブ・ブリテンでのイギリス空軍レーダー活躍もあってドイツ空軍よせつけなかった。 日本では阿部信行内閣ドイツとの軍事同盟締結米英との対立激化を招くとして欧州大戦への不介入方針掲げていたが、日中戦争泥沼化苦戦しており、米英ソが中国援助したために孤立していた。1940年8月には現状打破のためにフランス領インドシナ進駐仏印進駐)し、松岡洋右らの親独派が中心となって同年9月日独伊三国軍事同盟、さらに翌41年4月には日ソ中立条約結んだ。 ここで日本にとって誤算だったのは、これにより「日独伊ソ」の4国同盟関係成立し、その力をもってすれば日米交渉有利にまとまるであろう考えたことである。しかし、イギリス上陸断念したドイツソ連宣戦し独ソ戦開始しアメリカ日本の南進出牽制して日本への石油供給停止して極東においてイギリス中国オランダとの提携強めたABCD包囲網)。そのため、日本1941年12月真珠湾攻撃によって米英戦闘開始して太平洋戦争突入した。独伊もアメリカに対して戦争開始したその後1943年2月ロシア内陸部スターリングラード攻防戦連合軍ドイツ軍破り、これが第二次世界大戦全体転機となって同年9月イタリア無条件降伏1945年5月8日にはドイツ無条件降伏した。 1942年ミッドウェー海戦を境に敗色濃くなり、1944年サイパンの戦い以後制空権失った日本米軍本土空襲さらされながらも粘っていた。1945年7月米英中の3国は日本の降伏促すポツダム宣言発表したが、日本はこれを無視したため、アメリカ軍原子爆弾8月6日広島に、8月9日長崎投下した8月14日には日本ポツダム宣言受諾し9月2日にはポツダム宣言調印して第二次世界大戦はここに終結した

※この「大戦の概略とその結果」の解説は、「近代から現代にかけての世界の一体化」の解説の一部です。
「大戦の概略とその結果」を含む「近代から現代にかけての世界の一体化」の記事については、「近代から現代にかけての世界の一体化」の概要を参照ください。

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