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大山綱昌 (官僚)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/08 01:57 UTC 版)

大山綱昌

大山 綱昌(おおやま つなまさ、1853年12月24日嘉永6年11月24日) - 1934年昭和9年)10月18日[1])は、日本の官僚政治家警察官陸軍軍人貴族院議員錦鶏間祗候位階および勲等正三位勲二等。4知事を務めた。幼名・勘助[1]

陸軍元帥大山巌の父大山綱昌とは同姓同名だが、直接的な血縁関係はない。

経歴

薩摩国鹿児島郡鹿児島近在西田村[1](現鹿児島県鹿児島市)で、鹿児島藩士、大山探賢の長男として生まれる。1875年(明治8年)、警視庁13等出仕となる。1877年(明治10年)、陸軍中尉に任官し西南戦争に出征。階級は陸軍憲兵大尉まで昇り、一等警視補に転じた。次いで、農商務省に移り、権少書記官、書記官、参事官、工務局次長、商工局次長、権大書記官を歴任。

1896年(明治29年)8月、佐賀県知事に抜擢された。1903年(明治36年)2月、山梨県知事に異動。1905年(明治38年)9月、長野県知事1911年(明治44年)7月、岡山県知事を歴任。1914年(大正3年)4月7日、錦鶏間祗候を仰せ付けられた[2]1919年(大正8年)1月27日、貴族院議員に勅選され[3]交友倶楽部に属して活動し死去するまで在任した[4][5]

栄典

位階
勲章

親族

脚注

  1. ^ a b c 『山梨百科事典』増補改訂版、152頁。
  2. ^ 『官報』第505号、大正3年4月8日。
  3. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、28頁。
  4. ^ 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』107頁。
  5. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、43頁。
  6. ^ 『官報』第907号「叙任」1886年7月10日。
  7. ^ 『官報』第3972号「叙任及辞令」1896年9月23日。
  8. ^ 『官報』第4302号「叙任及辞令」1897年11月1日。
  9. ^ 『官報』第7442号「叙任及辞令」1908年4月21日。
  10. ^ 『官報』第233号「叙任及辞令」1913年5月12日。
  11. ^ 『官報』第319号「叙任及辞令」1913年8月21日。
  12. ^ 『官報』第719号「賞勲叙任」1885年11月21日。
  13. ^ 『官報』号外「叙任及辞令」1907年3月31日。
  14. ^ 鍛冶橋狩野家に学んだ薩摩の絵師UAG美術家研究所、2021年7月6日
  15. ^ 山下洋輔『ドバラダ門』364頁。

参考文献

  • 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
  • 『日本人名大事典』第1巻、平凡社、1979年(『新撰大人名辞典』(昭和12年刊)の改題複製)。
  • 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
  • 『山梨百科事典』増補改訂版、山梨日日新聞社、1989年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。

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