原作のみ登場する人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:17 UTC 版)
「ムーミンの登場人物」の記事における「原作のみ登場する人物」の解説
チューリッパ(典: Tulippa) 『小さなトロールと大きな洪水』の主要登場人物の一人。外見はヒューマノイドの女の子だが、ウェーブがかかった長い髪が青く発光することと非常に小さい(それでもムーミンママより長身)ことが人間と異なる。 冒頭で暗い森を抜けるムーミン母子とスニフ(当時は名前なし)が蛇に襲われそうになった際、明かり代わりにママが持っていた光るチューリップの中から出てきた女の子(このチューリップは彼女の家だった)。この時髪の光で蛇を結果的に撃退する。その後お互いの状況を知った後ムーミンママ一向に加わりしばらく旅を続けるが中盤で世話になった灯台守の赤髪の少年の事が好きになり、灯台の照明として光る髪を生かすことを決めて離脱する。 光る髪は彼女の感情で光り具合が変わり、意気消沈すると消えてしまう描写もある。 ミーサ(典: Misan) 声 - - / - / - / - / 原島梢 『ムーミン谷の夏まつり』の主要登場人物の一人。人の女の子のような外観だが本人によると足が大きい(そしてそれを気にしている)そうである、種族は不明。大変な悲観主義者だったが皆とともに悲劇のヒロインとして舞台に立つうちに自信をつけ、最終的に役者として劇場に残った。 ミーサの由来はフランス語の「ミゼラブル(あわれ)」が語源。 その後本人は出てこないが、「もみの木」でクリスマスシーズンにヘムルさん(真冬にムーミン一家をたたき起こした個体)がプレゼントを贈る相手の名前を上げる際にミーサの名前も呼ばれている(『夏まつり』の個体と同一人物かは不明)。 コミックス版『Moomin Mamma's Maid』では、フィリフヨンカ夫人に言われてムーミンママが出したメイド募集の広告に応募してきた別個体が登場。まじめで働きものではあるが、こちらもペットのインク(めそめそ)ともどもネガティブな性格で、当初は楽観主義で遊び好きのムーミン一家とそりが悪かったが、彼らに感化されて次第に明るくなっていく。 コミックス版の個体は姉に後述のマーベルがおり、幼少期に小さいリンゴしかもらえない自分と違って「自分より大きくてきれいで頭もよい」存在の映画スターで次元が違う存在と畏怖して彼女の手紙を大切に保存していたが、真相は「マーベル」の項を参照。なお、日本語訳がある話ではこれのみ登場だが、未翻訳の話でもう一度出てくる。 絵本版では『ムーミンやしきはひみつのにおい』でコミックス版の設定を引き継ぎ、ムーミン家のメイドとして登場(モブも入れると『ムーミン谷へのふしぎな旅』の終盤のスサンナを出迎えるシーンでも、エプロン姿の彼女らしい人物が登場)。 平成アニメ版では『ムーミン谷の夏まつり』にあたる話はアニメ化されているがミーサは未登場で、コミック版にあたる話はそれ自体が未アニメ化。 『ムーミン谷のなかまたち』の10話では上述の「ムーミン一家とメイドのミザベル(Moomin Mamma's Maid)」を原作とする『ママ、メイドをやとう』に登場。最後のパートで樽で作られた特性のクラッカーでフィリフヨンカ家を滅茶苦茶にした。 マーベル コミックス版のミーサの姉。『Moomin Mamma's Maid』(ふしぎなごっこ遊び)でフィリフヨンカ夫人とともに引っ越してきたメイドで、フィリフヨンカ夫人が認めるほどの働き者。これがきっかけでムーミンママもメイド募集を行い、前述のミーサがやってくる。 毎晩妹に手紙を書いていることをフィリフヨンカ夫人に疑問に思われていたが、実は見栄を張って妹に自分を映画スターだと説明しており、ずっと嘘の上塗りを続けていたが、ミーサに自分のブロマイドを送っていたため、それを見たスノークのお嬢さんに「フィリフヨンカ夫人の所のメイド=映画スターのはずのミーサの姉」と気がつかれ、彼女の勧めでイメチェンしたミーサとマーベルは再会することで姉へのコンプレックスと妹への嘘の上塗りというお互いの壁がなくなり、双方気が楽になった。その後もフィリフヨンカ家のメイドとして登場している(『春の気分』など)。 平成アニメ版ではフィリフヨンカ家が登場しているが未登場。
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