千葉港区
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拠点港「千葉港」 所在地は千葉県千葉市中央区中央港 千葉中央地区 港則法上の第1区・第3区および外港。当地区は千葉港発祥の地であり千葉港区の拠点港「千葉港」を有する。水深12メートル岸壁3バース(うちコンテナバースは1バース)、水深10メートル岸壁5バースが整備されており、千葉中央ふ頭では、主にコンテナ貨物と完成自動車貨物を取り扱っている。コンテナターミナルは、千葉港の商港的機能の強化を図るため1994年(平成6年)6月に開設、ガントリークレーン1基で供用していたが、1997年(平成9年)3月に更に1基増設し、現在では2基体制となっている。 千葉中央地区の出洲ふ頭では、主にRORO船貨物(紙・パルプ、化学工業品、鋼材)を取り扱っている。野積み場には製材や鋼材などが保管されている。 千葉中央ふ頭および出洲ふ頭には耐震強化岸壁が1バースずつ整備されており、大規模災害時には緊急物資の輸送を担う。千葉中央ふ頭の西側は専用岸壁で構成されており、各種加工工場や流通基地が立地し、背後に立地する食品業者やLPG基地によるジェット燃料(成田国際空港向け)などが輸入されている。 当地区には港の玄関としてふさわしい景観と親水施設および港湾緑地として「千葉ポートパーク」が整備された。この一画には、県の人口が500万人を突破したことを記念して、千葉港のシンボルとして建設された高さ125メートルの「千葉ポートタワー」がある。更に千葉みなと桟橋、ケーズハーバーなど、客船ターミナルとして人々の憩いの場や賑わいの場として整備している。また蘇我寒川緑地においても、近隣の商業施設(ハーバーシティ蘇我)とともに賑わいの場となっている。 千葉北部地区 港則法上の第5区。幕張新都心や海浜公園が立地し、県内外から多くの人々が訪れる地区となっている。幕張新都心は総面積522ヘクタール、就業予定人口15万人、居住予定人口3万6千人。業務研究、教育文化、商業、住宅などの諸機能が計画的に配され、環境デザインの描き出す街並みは、これまでの日本にない「新しい都市」と「未来への発展」にふさわしい都市を作り、マリン・リゾート施設など、ウォーターフロントとしての機能も加わることによって、さらに多様な人々の集積を目的としている。 前面の水際線には、日本一長い人工海浜(幕張の浜、検見川の浜、いなげの浜)が整備され、海水浴やウインドサーフィンおよび漁業水域として利用されている。 今後の計画として統合型リゾート(IR)導入可能性の検討予定や、海上空間を用いたドローンによる宅配の取組み(国家戦略特別区活用事例)、JFAナショナルフットボールセンター(仮称)が幕張海浜公園内に竣工予定である。 千葉南部地区 港則法上の第2区。千葉南部地区には大規模製鉄所や火力発電所などが立地しており、それぞれ専用岸壁が整備されている。
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千葉港区(第4区)
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拠点港「姉ヶ崎港」 所在地は千葉県市原市姉崎海岸 姉崎地区 住友化学などが立地し、原材料の輸入や製品の積出しが行われている。 八幡地区 市原市の石油コンビナート地帯にあり、公共の岸壁では、砂利・砂、金属くずなどが取り扱われている。 また、造船所や鉄鋼業、電気機械業が立地し、専用岸壁で原材料の輸入や製品の積出しが行われている。 この地域には京葉臨海鉄道が敷設されていることから、発電所で使用する大型トランス(変圧器)のようなトラックでは輸送困難なものも、 鉄道で輸送されている。 五井地区 石油化学工業が多く立地し、石油コンビナートを形成しており、専用岸壁が整備され、原材料の輸入や製品の積出しが行われている。 北袖ケ浦地区 千葉港の南部に位置し、水深7.5メートル岸壁3バース、水深5.5メートル岸壁12バース、水深4.5メートル岸壁5バースなどが整備され、砂・砂利、非金属鉱物の積下しに利用されている。 南袖ケ浦地区 公共の岸壁(5バース)が整備され、砂利・砂、建設残土などが取り扱われている。 ガス供給業や石油化学工業、建設業が多く立地し、専用岸壁が整備されている。 地区内にある「袖ケ浦海浜公園」には多目的広場や展望塔が設置され、憩いの場となっている。
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