いなげの浜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 02:53 UTC 版)
いなげの浜(いなげのはま)は、稲毛海浜公園内に造られた長さ1200m、巾200mの人工海浜。 巡視対象海岸であり、夏季の海水浴期間中は稲毛ライフセービングクラブ(任意団体)が人命救助及び事故防止の巡視を行っている。 モナコ公国のモンテカルロ・ラルポット海岸に次いで世界で2番目、日本国内では最初の人工海浜であり、その後「検見川の浜」「幕張の浜」が順次完成した。いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜を合わせた総延長は4320mで、人工海浜としては日本一の長さを誇る。 稲毛海浜公園内、稲毛ヨットハーバーの浮桟橋(草野水路)を境目に千葉港方面を「いなげの浜」、幕張新都心方面を「検見川の浜」としている。 海水浴場は「いなげの浜海水浴場」と呼称されており、千葉市内唯一の海水浴場で東京都心からも近く(20-30km圏内)、アクセスも容易であることから夏季は海水浴客で賑う。 千葉市にある人工海浜のうち「いなげの浜」は、埋立事業で失われた旧稲毛海岸の砂浜の復元を目指し計画されたものであり、工事は1975年(昭和50年)2月から1976年(昭和51年)4月までの工期で完成に至った。その後、波による浸食で砂浜が痩せるなどしたため、蘇我側に堆積した砂の検見川側への移動とオーストラリア産珪砂の搬入による養浜工事が2019年に実施された。 磯の松原散策路に隣接しており、ハマヒルガオ群生地が広がる。 周辺はアサリ等の貝類が見られるが、貝類の採取(潮干狩り)禁止区域となっている(公園案内禁止事項参照)。
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