磯の松原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 02:53 UTC 版)
磯の松原(いそのまつばら)は、千葉市美浜区高浜7丁目2番1号の稲毛海浜公園内にある景勝地。長さ2km、幅0.08km、面積16ha。 旧稲毛海岸には、海岸沿いの傾斜面に松林が続いていた。稲毛浅間神社の境内に位置する「稲毛の松林(市指定天然記念物)」は浅間神社の創建以来、次第に形成されてきた松林で、かつてはすぐ近くまで波が打ち寄せた眼望絶景の地であった。しかし、その一帯は大規模埋立てにより、臨海工業地帯、海浜ニュータウンに変容し、松原があった昔の面は消えてしまった。市制60周年を迎えた1980年(昭和55年)の記念事業として千葉市民を中心に献木を呼びかけたところ、6000人の応募があった。6万本のクロマツの苗木が昭和記念植樹に参加した市民自身の手で植栽され、「磯の松原」と命名された。 1987年(昭和62年)には、日本白砂青松100選に選定される等、松原の景勝地として当時の景観を取り戻しつつある。
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