千葉港の本格的整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 14:17 UTC 版)
昭和後期に入ると千葉港区、葛南港区ともに本格的施設整備が始まった。1972年 - 1988年の間に完成し供用を開始した施設を下記にまとめる。 千葉港区 千葉中央ふ頭A、B、C岸壁(岸壁電話を7ヵ所設置) 千葉中央ふ頭D岸壁、 千葉中央ふ頭F岸壁(-12m) 千葉中央ふ頭G岸壁(-12m)、H岸壁(-12m) 千葉中央ふ頭に県営中央3号上屋(面積5,258㎡) 千葉中央ふ頭内貿物揚場(-4m) 県営中央2号上屋(面積5,250㎡) 県営出洲2号上屋 袖ヶ浦ふ頭A、B、C岸壁 袖ヶ浦ふ頭2、3号物揚場 袖ヶ浦ふ頭D、E岸壁 五井3号物揚場 人工海浜「いなげの浜」 人工海浜「幕張の浜」 人工海浜「検見川の浜」 葛南港区 京葉港湾労働者福祉センター 船橋中央ふ頭北B、C、D岸壁 船橋中央ふ頭県営内貿2号上屋(面積2,137.5㎡) 船橋中央ふ頭南B、南C岸壁 船橋中央ふ頭県営内貿1号上屋(面積2,137.5㎡) 船橋中央ふ頭南A岸壁 船橋中央ふ頭県営外貿1号上屋(面積4,900㎡) 船橋中央ふ頭県営内貿3号上屋(面積2,180㎡) 船橋中央ふ頭南D岸壁 船橋中央ふ頭県営外貿2号上屋 船橋中央ふ頭南E岸壁 船橋中央ふ頭内貿5号上屋(面積2,675㎡) 船橋中央ふ頭北J岸壁(-7.5m) 船橋東ふ頭A~G岸壁 市川ふ頭A、B岸壁 1973年(昭和48年)から「新港信号所」が航路管制業務を行っていた(JR東日本にも同名の施設がある)。「新港信号所」は2012年3月13日から「千葉中央港信号所」にその役割を移管し、現在は稼働していない。1979年(昭和54年)4月6日には蘇我地区に廃棄物最終処理場(171,016.76平方メートル)、千葉西部(幕張A、C)地区第2工区(A地区2,350,116.64平方メートル、C地区925,226.91平方メートル)の埋立が竣工。 また、1966年(昭和41年)、千葉県成田市での成田国際空港(旧:新東京国際空港)の建設が決定。内陸にある成田空港へ大量の航空燃料を供給するため、港内の石油ターミナルから航空燃料パイプラインを整備することが計画されていたが、沿線住民や自治体の反対により工事が進められないまま1978年(昭和53年)5月20日に開港を迎えた。そこで、開港から当面の間、1日当たり約5,500キロリットルの航空燃料を、鹿島(茨城県)と千葉の臨海工業地区から成田市の土屋石油基地までを鉄道で、そこから空港までを延長約8キロメートルの暫定パイプラインでそれぞれ輸送する体制が組まれた(暫定輸送)。1983年(昭和58年)8月8日に千葉港頭石油ターミナルから成田空港までを直接結ぶ延長約47キロメートルの本格パイプラインが稼働を開始し、暫定輸送は終了した。2019年(平成31年)現在に至るまでパイプラインによる油送が続けられている。 1986年(昭和61年)6月15日(千葉県民の日)に、千葉県民500万人突破記念として千葉中央ふ頭内に千葉ポートタワーおよび千葉ポートパーク(港湾緑地)が完成・オープンした。
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