劇場アニメの監督・監修とは? わかりやすく解説

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劇場アニメの監督・監修

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:41 UTC 版)

舛田利雄」の記事における「劇場アニメの監督・監修」の解説

1970年代には既にジャンル問わず数々劇場大作映画の仕事手掛け断固たる立場築いていた舛田であるが、1974年から放送開始されテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』監修としてクレジットされている。 本作企画段階当時企画原案プロデューサー務めていた西崎義展従来アニメーション作品とは一線を画す高年齢層の鑑賞にも耐えうる劇場映画並のリアリティある作品作り目指しそういった製作体制影響当時業界においてはアニメーション作品格下と見られる時代であったため、市場への売り込み考慮したセールスアップという双方目的から劇場映画監督である舛田制作誘った事がきっかけである。 こうして『宇宙戦艦ヤマト』テレビシリーズへの参加快諾した舛田西崎から監督ストーリー監修依頼されたが、撮影早まった映画『ノストラダムスの大予言』撮影のため、企画会議3度出席しただけで実際にテレビシリーズには最終的に直接タッチはしなかった。 西崎プロデューサー制作スタッフ熱意とは裏腹に1974年より放送されテレビシリーズ商業的に失敗終わったが、放送終了後に日本国外輸出向けにテレビシリーズ再編集劇場版として公開する話が持ち上がる西崎当初これを最後にアニメか手を引きファン向けに1週間だけ限定劇場公開するつもりだったという。 この劇場版制作にあたり再び舛田協力仰ぎ1975年5月劇場向けの再編集開始当初は5時間長尺だったが、舛田監督の下、ヤマト艦長沖田十三物語焦点当てる方針で必要最低限部分除きそれ以外丸ごと削除するなどして約2時間短縮して完成。こうして1977年公開され劇場版『宇宙戦艦ヤマト』3時間と長尺ながら、周囲予想裏切りアニメーション映画常識を破る大ヒット記録する翌年1978年には完全新作として『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』公開され前作上回る大ヒットとなって「ヤマトブーム」と呼ばれる社会現象巻き起こる。この作品舛田脚本・監督として積極的に制作参加したため、舛田意見随所反映されており、特にクライマックスの展開は舛田日活時代監督作である『零戦黒雲一家』(1962年)に酷似している。また、本作登場する空間騎兵隊斉藤始舛田発案したオリジナルキャラクターである。 その後1980年には自身手掛けた戦争大作二百三高地』と同年同日公開された「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の劇場版第3作『ヤマトよ永遠に』でも脚本監督手掛け、両作品とも大ヒット実写大作映画とアニメーション大作映画というジャンルの枠を超えた作品同時に手掛け共にヒットに導くという前例のない偉業成し遂げ、「明治から未来まで撮る男」として話題となる。 1983年公開『宇宙戦艦ヤマト 完結編』2009年公開『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』では監督から「総監修」という立場回り(『完結編』では従来通り脚本手掛けている)、「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」を影で支え続けた[出典無効]。 『宇宙戦艦ヤマト』以降アニメーション映画参加し1979年公開劇場版海のトリトン』では監修を、1982年公開SF戦争アニメーション映画FUTURE WAR 198X年』で勝間田具治と共に監督1985年公開SFアニメーション映画オーディーン 光子帆船スターライト』を総監督。1992年から1994年にかけて制作された「劇場版 三国志シリーズ」を監修し1995年から発売されOVAYAMATO2520』でも監修手掛けた

※この「劇場アニメの監督・監修」の解説は、「舛田利雄」の解説の一部です。
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