劇場の終焉
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歌舞伎町地区の東宝邦画系の基幹劇場として親しまれた『新宿コマ東宝』だったが、入居している新宿コマ劇場の老朽化と隣接している新宿東宝会館(新宿プラザ劇場が入居していた)を含めた歌舞伎町一帯の再開発も重なり、2008年12月31日をもって閉館となった(コマ東宝での最後の封切作品は同年11月15日から上映の『ハッピーフライト』を12月19日まで本興行した)。 12月20日から31日の12日間、閉館イベント『さよならコマ東宝 想い出の東宝名作映画フェア』を開催した。料金は500円均一で、定員入替制を導入した。 12月20日:『雪国(1957)』 12月21日:『喜劇・駅前旅館』 12月22日:『放浪記(1962)』 12月23日:『椿三十郎(1962)』 12月24日:『アルプスの若大将』 12月25日:『ひばりのすべて』 12月26日:『駅 STATION』 12月27日:『細雪』 12月28日:『マルサの女』 12月29日:『踊る大捜査線 THE MOVIE』 12月30日:『世界の中心で、愛をさけぶ』 が上映され、最終日の12月31日には『ALWAYS 三丁目の夕日』の上映を最後に、52年間の歴史に幕を閉じた。 新宿地区には、新宿バルト9(ティ・ジョイ/TOHOシネマズ共同経営)や新宿ピカデリー(松竹マルチプレックスシアターズ直営)など、都心型シネマコンプレックスが開館しており、こうしたシネコンによって映画興行も変貌、興行体制を見直すことが要因となった。
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