別の時代の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 01:21 UTC 版)
ガガッチ 白亜紀の恐竜で、ギギガリ族という部族の戦士。クロノアイズも把握していなかった知能を持つ恐竜の種族であり、歯を鳴らす音で独自の言語を発して会話が可能な他、集落を築くなどして白亜紀の時点で既に独自の文化を形成している。本作では鳥類の恐竜起原説に基いて、恐竜は羽毛に覆われていたという設定を採用している為、彼もまた鳥類の祖先である事を窺わせる羽毛に覆われた姿をしている。知能自体も高く、タイキ達が未来人である事もおぼろげながら理解していた。 白亜紀に飛ばされたタイキ達と出会い、彼等を村に招待した。ハデスサイズの襲撃で負傷するも、恐竜達もろとも宇宙船に拉致された事で内部から宇宙船を破壊した。その後はクレオによると白亜紀のクロノアイズに任命されると言う。 グラナバス アトランティスの王であり、クレオの夫。歴史上滅びる定めにある自国と50万人の国民の命を救う為、クロノアイズに反旗を翻す。タイキ達を拘束し、更にハデスサイズとも取引する事で、歴史の節目である21世紀そのものを人質として自国民の移住を認めさせようとした。しかし交渉はクロノアイズ、ハデスサイズの双方とも決裂し、不可知バリアーの内部から21世紀を一方的に攻撃するという強硬手段に出るが、タイキ一行、クロノアイズ、ハデスサイズ、アトランティスの四つ巴の戦いにより事態は混迷していく。やがてハデスにオルハリオンの制御を奪われ、不可知バリアーが消えた状態からミサイルが撃たれる事で21世紀との全面戦争の危機に陥るが、タイキ達に阻止される。その後、アトランティス消滅を目論むクロノアイズの攻撃衛星をタイキ達と共に破壊した。 最後はメデューサの瞳でアトランティスの時間を一千億倍に加速させ、冷凍睡眠を繰り返しながら270年掛けて(外界の経過時間は一瞬)クレオと共に航宙技術を完成させ、民を連れて宇宙に旅立って行った。その際にクレオとは離縁し、タイキ達の元へ帰している。 それより、本来アトランティス崩壊を生き延びて後の歴史の礎となるはずだった1万5千人ものアトランティス人が歴史上消失した事になる為、クロノアイズはコピーとなる人造人間を送って歴史通りに振る舞わせるという苦肉の策を採った。その結果、未来に影響が無かったという事がハデスが野望を実行に移す引き金となった。 ディーナの父 28世紀で目覚めたキャサリンと結婚し、ディーナを儲けた男性。亜光速実験船「カシオペヤ」の船長に選ばれたエリートで、その気になれば外見など好きなように変えられる時代ゆえに優れた頭脳を持つキャサリンを見初めたという能力至上主義者だが、そういう当人は呆れるくらいの美形である。 研究に明け暮れるキャサリンとのすれ違いから実験航海に出る前に離婚するが、本人は主張とは裏腹に妻子の写真を肌身離さずに携えて旅立った。 2728年にカシオペヤの実験航海中の事故で生死不明になる。この事故がディーナがパペッティアの甘言に乗る最後の一押しになってしまった。しかし実は非常用コールドスリープカプセルの中で生き続けており、パペッティアの現れない歴史においては独自に調査団を組織したディーナによって20年後に救出されている。タイキ達とハデスの最終決戦の最中、暴走したハデスによって事故前にカシオペヤが破壊される部分分枝が発生するが、本来の歴史における光子エンジンの爆発に対して脱出には時間的余裕があり、場所も地球に近かった事で多くの船員が助かり、彼自身も1年後にはディーナの元へ帰還する事が出来た。
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