信者死亡事件、富士総本部建設とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 信者死亡事件、富士総本部建設の意味・解説 

信者死亡事件、富士総本部建設(1988年下期)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:35 UTC 版)

オウム真理教の歴史」の記事における「信者死亡事件、富士総本部建設(1988年下期)」の解説

1988年昭和63年9月22日在家信者死亡事件発生。この事件に際して麻原は「いよいよこれはヴァジラヤーナ入れというシヴァ神示唆だな」とつぶやいたという。 1988年10月頃、富士宮市人穴総本部道場建設された。1988年10月2日富士山総本部で「いよいよオウムヴァジラヤーナプロセス入ってきた。このヴァジラヤーナプロセスは善も悪もない。ただ心を清め、そして真理直視し目の前にある修行没頭し,後は神聖なグルエネルギー移入によって成就する」「金剛乗教えというものは、もともとグルというものを絶対的な立場置いて,そのグル帰依する。そして,自己空っぽにする努力をする。その空っぽになった器にグル経験あるいはグルエネルギーなみなみと満ちあふれさせる。つまり,グルクローン化をする。あるいは守護者クローン化をする。これがヴァジラヤーナだ」と麻原説いた1988年10月28日富士本説法で、「当初凡夫救済が私の役割だと考えきた、しかし近頃変わってきた、動物化した餓鬼化した地獄化したこの人社会救済不可能かもしれないなと。(略)新しい種、霊性の高い種を残すことが私の役割だと考えるようになってきた。」と、凡夫消滅大量ポア萌芽がある。 この1988年秋頃より麻原体調を崩すことが多くなり、健康面に不安を感じ始め自分死んだら、教団どうするのか」あるいは「私は長くてあと5年だ」「死にたい」などと洩らすうになる肝硬変肝臓がんだと大騒ぎになったりもする。高弟の前でも「もう死のうかな」と呟き新実智光は「お供します」、早川紀代秀は「困ります」、上祐史浩は「残って救済活動をします」と答え、妻の松本知子は「勝手にすれば」と言ったという。3女松麗華は、この頃から「麻原の死への願望強まった」と考えている。解脱者多くなりオウム真理教世界宗教へと変貌し救済ができるとの真剣な思いがあったが、弟子修行思うよう進まず通常通り方法では人間界救われないという否定的な認識麻原彰晃芽生えた見ている。また岡崎一明1988年秋頃麻原が「私が死んだら、多分、マイトレーヤ上祐)派とX派に分かれるだろうな。お前たち、どちらの派閥に付くか?」と訊いたり、1989年夏頃にも、「(麻原死後)多分、女性大師のほとんどが自殺するだろうな、そして男性大師対立するだろう」と自分入滅後(死後)の教団憂えた証言している。 1988年11月17日深夜名古屋支部信者自損事故遭うと、麻原富士サティアンから集中治療室にいる信者意識コントロールし、「今意識肉体戻したぞ」と告げたので、病院確認する意識戻っていた。それから数時間麻原意識出し入れ繰り返した結果ポア判断、その直後病院から死亡知らせが来た。上祐はこの時抗議したが、麻原は「生きていても修行できないじゃないか功徳積めないならポアするしかないんだよ」と弁明した1988年11月麻原遠藤誠一に、国家宗教禁止して圧力加えよう警察がきたらどうする問い、「警察何人か来るよね」「警察ごと壊せばいい」「本署ごとポアしちゃえばいいんだよ」と、信徒らを破壊活動駆り立てるよう述べている。 1989年平成元年1月麻原は「大乗だと間に合わない救済成功核戦争を起こさせないことではない。資本主義社会主義つぶして宗教的な国を作るオウム信徒以外は生き残らない」などと幹部語った

※この「信者死亡事件、富士総本部建設(1988年下期)」の解説は、「オウム真理教の歴史」の解説の一部です。
「信者死亡事件、富士総本部建設(1988年下期)」を含む「オウム真理教の歴史」の記事については、「オウム真理教の歴史」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「信者死亡事件、富士総本部建設」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「信者死亡事件、富士総本部建設」の関連用語

1
2% |||||

信者死亡事件、富士総本部建設のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



信者死亡事件、富士総本部建設のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのオウム真理教の歴史 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS